魔法の花屋さん
作者: 夏姫 みの   2009年05月06日(水) 13時42分01秒公開   ID:GyHdRp8fZOM
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AM 8:00

「開店準備しなきゃ! 八時三十分オープンだから…」

私は開店準備をした。開店準備をしてるときもこう思う

                             なんで記憶喪失に


と。記憶喪失のことばかり考えちゃう。まさか、自分が記憶喪失だったなんて、昨日、本当に生まれて初めて知ったのだから。


開店して十分後……


シャララーン…


「ようこそ、魔法の花屋さんへ」

来店した人は四十代ぐらいの女性だった。結構ど派手な感じの服装で高級ブランドの服を着ている。よほどお金持ちな感じだ。
 お金持ちの人が来ることはそうそう珍しくない。いろんな人がくる。子供からお年寄りまで。

「あ…はい。噂でお聞きしたのですが悲しい思い出を忘れられるお花って…」

「ありますよ。かんぞう(わからなかったら『かんぞう』で検索してください)と言うお花です。これを、一枚一枚の花びらを、外に散らすと悲しい思い出が忘れて、きれいさっぱりと不思議に忘れてしまいます。いかがでしょうか?」(にこっ)

私はゆっくりと丁寧に言った。その人は

「じゃあ、それちょうだい」

とにっこりいった。

「代金は千円です」

私がお会計したときに、女性は「安いわね」とボソッとつぶやいたのだった。そして、その女性は、嬉しそうに帰っていった。


PM 7:00

「閉店の時間だ。はやく片付けとかしなきゃ」

そしてるかなは片づけをし、シャッターを閉めてうちへ帰っていった。



⇒To Be Continued...

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