魔法の花屋さん | |
作者: 夏姫 みの 2009年05月06日(水) 13時42分01秒公開 ID:GyHdRp8fZOM | |
第3話 アネモネの真実 ―その日の夜 今日は、お父さんとお母さんが珍しく夕方ぐらいに帰ってきた。お母さんは料理を作っている。今日のご飯は、私の好きなカルボナーラスパゲッティーだ。まあ、欲を言えば半熟卵がのってるのがいいよね!と、そんなことはどーでもいいから……。 でも、あの夢は本当に現実で起こったのか、と私は気になる。今、三人全員そろっているから、ストレートに 「私って、記憶喪失になったことあったよね? どうして今まで隠してきたの?」 ……って 「いえないぃぃぃぃ!!!」 「何が言えないの?」 椅子に腰掛けて、新聞を読んでいるお父さんが、私に聞いてきた。もしかして、これってチャンス!? 「あっ、あのね、実は、その、き、今日のご飯のカルボナーラが楽しみだなーって思って言えなかったんだ」 「そうか」 お父さんは新聞に目を移した。つか意味不明な言葉になった。 ああぁぁぁぁぁぁっ!!!言うチャンスだったのに…台無しだよ…。私ってバカだなぁ……。 私はため息をした。 ⇒To Be Continued... |
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