でこ・れーしょんっ!
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年10月11日(月) 14時30分47秒公開   ID:CWWU7A72x.k
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「今日も授業終わったー!!」
らん、いつもダルそうだし眠そうだよね。授業を受けてるとき」


 友達に言われた。確かに、朝っぱらから授業は眠い。でもなんとかこらえてる。ちなみに眠いサインが最高潮なのは弁当を食べてからの五・六時間目だ。


せいさま、一緒に帰りましょう!」


 という星の取り巻きたちの声が聞こえてきた。


水野みずのくんの取り巻きたちも相変わらずだねぇ。ね、欄」
「あ、うん」


 私は、はっとして答えた。半ば友達の話を聞いてなかった。


「どうしたの? なんかボーっとして」
「あー……。星が元気なさそうで」


 私は答える。別に隠すことも無い。答えたら、友達が気持ち悪い顔をして


「ふーん……水野くんが気になってるわけ?」


と言った。


「そんなことない!! だって星は…」
「星、は?」


 やばっ! 騙されたとか言えない!! 絶対なんか言われるから嫌だ!!


「なんでもない。聞かなかったことにして」
えーっ!! すっごい気になるんですけどー」


 そう言う友達を無視して私はカバンを用意して帰りの支度をした。
 その時もまだ、胸の中でつっかえてる感じがした。星のことで。




そして今度はザワザワ……と変な予感がしてきた。




 何故かは、わからない。でもザワザワ……と変な感じがする。






⇒To Be Continued...

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