いろいろダイアリー 夏姫の誕生日Special
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年07月28日(火) 20時14分15秒公開   ID:I3pQytENAQc
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悪夢は正夢の手前





「――僕は君の敵なんだよ?」


は……? 夢の中で秀は言う。ゆ、夢なのか? しかも目は漆黒だ。


「な、何言ってんだよ。冗談だろ? ウソはやめ…」


「ウソじゃない。本当のこと」


秀はオレの言葉をかき消すように言う。




ウソだろ?




まさか、そんなわけあるはずが無い。ゆ、夢だろ? 秀はそんなこと言わない。




「無口無表情が怪しいの」




桃奈の言葉が頭をよぎる。



「僕は正真正銘の敵だ。いままで生徒会にはお世話になったよ。本当に」



「そ、そんな……」




はっ……




「なんだ……やっぱり夢か」



陽は言う。













それは







いつかきっと







正夢になろうとしていた







それを知るのは……






きっとオレ達生徒会が強くなってからだと思う――……





                                             おわり





⇒To Be Continued...

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