ジュエルプリンセス 第0話〜第5話までの総集編
作者: 夏姫 みの   2009年05月24日(日) 09時43分04秒公開   ID:EfKkt8r5tdY
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第3話  黒薔薇














「ブラックローズ学園のせい、だな」














「ブラックローズ学園??」

 私は言ってることがわからなかった。というか、ちんぷんかんぷん。

「あ、チャイムが鳴るぜ。じゃっ、オレもう行く」
「うん……」




陽……。

あなたは何を隠してるの?



なんだか、私だけ取り残されてるみたいだよ。











2−Aの教室。
 教室は休み時間なので、ザワザワしている。そして新学期に入ってまだ間もないので「二年生っていう実感がない」「また同じ担任だよねー」と普通のゆるい会話が聞こえてくる。だがその中に陽と別の女がいた。

「ブラックローズ学園、ねぇ……」
「ああ。おそらく姫様プリンセスを狙ったのだろう」

 陽が話してたのは同じクラスの空上 桃奈そらかみ ももなだ。
 桃奈は、リーダー的存在で陽と同じく生徒会の副会長だ。一年生の時も同じクラスだった。容姿はピンクの瞳、茶色のウェーブをしている。それとサイドにピンクのリボンをしている。

「記憶喪失のようで違うわね。一週間か二週間ぐらい、様子を見てみます?」
「そうだな。それぐらい様子見て、あの力のことを思いだせないようであれば、生徒会で、戻すしかない」


「ええ、そうですわ。自分が姫様ということを、自覚しないと困りますからね……!!」



二人は、教室の窓辺でヒソヒソと話したのだった。




⇒To Be Continued...

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