ジュエルプリンセス 第0話〜第5話までの総集編
作者: 夏姫 みの   2009年05月24日(日) 09時43分04秒公開   ID:EfKkt8r5tdY
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第5話 姫様プリンセスと力





「またかよ。というか、叶氣は桃奈の人形でも、おもちゃでもないんだから」

陽!! ありがとう!! 私は桃奈ちゃんから開放されて、魂も戻ってきた。

「あら、私にやきもち? 姫様プリンセスがとられるのがイヤ? しかも『叶氣』って呼んでるから……」
「ううん、ただの親友。お互い、よき理解者だけだよ。ね、陽」

私は、勘違いや誤解されるのがイヤで正直に言った。

「あ、ああ。まあそんなトコ」

そういったとき、有紀くんが紅茶を運んできた。

「今日の紅茶はロイヤルミルクティーですよ。一度、少し冷ましたので大丈夫だと思うのですが…」
「ありがとう」

私は頭を少し下げた。
 ここ、生徒会特別室はとにかく豪華。とても綺麗なシャンデリアに、ピッカピカの部屋で、地面は赤紫色、壁は真っ白。それに大きな窓が四つあって、一人用ソファーが六つある。ちなみに、あと一つのソファーは、四人のかばんや荷物が置いてある。

「えっと、いつもこんな感じなの? 会議とかするときも」

 私が質問したとき、生徒会の一人、桃奈がにっこりとしてこう言った。

「ええ、そうよ。私たちはいつも、ここで会議や書類などをまとめることなどをするわ。後、個人情報の管理もしてるのよ」
「そうなんだ……すごいね」
「とにかく、ここはセキュリティー万全だから。安心しな」

わかりました……。


と思ったときだった。

「――あの、姫様プリンセス
「何?」




⇒To Be Continued...

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