ジュエルプリンセス 第0話〜第5話までの総集編
作者: 夏姫 みの   2009年05月24日(日) 09時43分04秒公開   ID:EfKkt8r5tdY
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突然、有紀くんが話してきた。


「姫様は、自分が姫様だということを自覚してないんですか?」


そう言われて、少しドキッとした。でも、正直に言わないと……。

「まだ、自覚してないの。急に姫様とか言われると混乱する」

私がそう言ったとき、三人は驚いた。まだ私が姫様と自覚してなかったから。


「じゃあ、あの力のことも覚えてないんですか?」


 有紀くんは目をウルウルさせていった。すいませんが私には、そのウルウル攻撃、効きませんから。

「はい、まったく。あの力って?」
「完全に忘れています、ね」

有紀くんは急にまじめな顔になった。陽や桃奈ちゃんも。









シーンとした空気の中、桃奈ちゃんがしゃべり始めた。


姫様プリンセス……私や有紀や日向くんは、ジュエルパワーという、不思議な力を持っているの」

「え? うまく状況が、飲み込めないんだけど……」

私がそう言ったとき、有紀くんが説明した。

「ジュエルパワーというのは名前の通り、宝石の力なんです。宝石の力は、同じ形、同じ種類や同じ色でも、効果は全然違うんですよ」

「へっ、へぇーっ……」


よくわからないけど、すごいかも。えっ? じゃあ、もしかして、もしかすると……


「私も持ってるの? その力」


桃奈ちゃんがクスッと笑った。


「うまく状況が飲み込めたようですね。そうですわよ、姫様プリンセスは当たり前。だって貴方は……

                                   宝石の姫様ジュエルプリンセスですもの」



えっ? じゃっ、じゃあ、皆が姫様プリンセスって呼んでいたのも……



「ああ、そのせいだ。後、君がこの学校の会長だ」


えっ……えっ……


工エエェ工エエェ(゚Д゚(゚Д゚)゚Д゚)ェエエ工ェエエ工!!!!!!







第6話〜第10話までの総集編に続く




⇒To Be Continued...

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