ジュエルプリンセス+12 天使と叶氣。
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年08月27日(金) 16時47分09秒公開   ID:pKbqOpuK9mo
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叶氣かなきー。朝よー!!」



 朝。叶氣が目覚めるとベッドにいた。


「……ん……てんしさんは?!」


叶氣は目をこすってベッドから出る。


「天使?」
「そうっ! おんなのひとでーなんか わからないこといっててー」
「……そうなの」
「うんっ! ……あっ!! はねだ。これがしょーこっ!!


 叶氣の枕元には、白い羽があった。それをもって、母に見せた。


「そう。よかったね」
「うんっ!!」


















「今となっては、懐かしくて不思議な体験だったな。でも、夢かもしれない。けれど……あの浮かんだ感じや、天使のオーラ。今でも全てが鮮明に思い出される。ちゃんと羽は取ってあるよ」

 叶氣かなきは、そう言って占めた。叶氣以外はみな呆然としていた。言葉も出ない。


「天使かぁー。あたしも見てみたいなぁーと思ったことがあったかな
「赤ちゃんが笑ってると、近くに天使がいるって言われますよね」


 詩羽しう有紀ゆうきは言う。


「きっと天使は今でも姫様プリンセスのこと、見守ってると思う」
「それ、私も同じことを言おうとしましたわ。……姫様も忘れていないですもの。天使との思い出
「ああ。叶氣の話からして、優しそうな天使だったしな」


 しゅう桃奈ももなようは続けて言った。








「そうだといいね」








 天使さん、見守ってますか? と叶氣は思う。

























































もしかしたら、あなたの隣にも……天使はいるかもね。  by叶氣







End





⇒To Be Continued...

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