ジュエルプリンセス+12 天使と叶氣。
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年08月27日(金) 16時47分09秒公開   ID:pKbqOpuK9mo
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 夜の街を空からみた景色は、すごく綺麗だった。いつも見ている町がこんなにも違うのだ。宝石みたいにキラキラしているビルの明かり、車や人なんて模型みたいだ。


「うわぁ……!!」


 叶氣は目をキラキラ光らせながら言った。しばらく飛んでいると


「上を見て」


と、天使が言って叶氣は上をみる。すると…


「きれーい!!」


満月が綺麗に見えた。地上にいるよりも、ものすごく綺麗に見える。




「……伝説の、子」
「?」




「いつか貴方は、ものすごい力を持って世界を救う。それは、とてつもない力で一つ間違えれば危険なの」





 叶氣は意味がわからないので、ただただうなずくだけだった。


「でも、貴方なら大丈夫。きっと世界を救えるし、力も操れる」
「せかいをすくう? ちから?」


難しい言葉ばかりなので、叶氣は問いかける。


「……じゃあ、もう遅いから帰らないとね。貴方は寝ないと」
「え……」




パチンと指を天使が鳴らすと、叶氣は意識が薄れた。



「!!」




そして叶氣の記憶を天使が消そうとするが、消すことが出来ないのだ。



「……伝説の力を持つ子は、催眠は効くけど記憶を消すことは出来ないのね……」



と天使はつぶやいて、叶氣は記憶を忘れてないままベッドへ……。







⇒To Be Continued...

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