ジュエルプリンセス＋１２　天使と叶氣。
作者： 夏姫 みの  [Home]   2010年08月27日(金) 16時47分09秒公開   ID：pKbqOpuK9mo
【PAGE 3/8】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]




「てんしさーん♪ てんしさーん♪ あそぼうよー♪♪」


　叶氣《かなき》は天使が見れて、嬉しかったらしい。顔文字で言う（*＾ワ＾*）な感じだ。


「……いつも つまんないの。おとーさんとおかーさんは しごとがいそがしくてね なかなかあそんでくれないの」


　その叶氣の言葉を聞いたのか、どこかから女の人の声がした。


「……よ」
「？」
「遊ぼう？」
「……ほぇっ？」


　叶氣は、首をかしげて言う。そしてその瞬間、姿を見せた。


「て、てんしさぁぁぁああん！！！！」
「……ふふ」




　白い羽で、優しそうな笑顔――紛れもなく天使だ。




「あそんで！ あそんで！！」
「いいよ。じゃあ……」


　突然、叶氣が天使みたいに宙に浮かんだ。叶氣にとっては、映画で見た妖精や魔法使いみたいだ。


「すごーーーーい！！！！」
「夜の街を探検してみようか？」
「うんっ！！」


　「ついてきて」と天使は言った。そして叶氣は天使についていく。





⇒To Be Continued...
■一覧に戻る　■感想を見る ■削除・編集