響き渡る旋律 04 特訓
作者: 李兎   2009年07月12日(日) 20時29分33秒公開   ID:ewhJdwHk.MU
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-響and雷-

「お久しぶりです。兄上」
「一年半ぶりか、響」

どこの時代の会話なのだろうか。
響と雷の喋り方は凄い。

「母上も父上も心配している」
「俺に帰れと」

「帰れとは言いません。しかし偶には家に顔を出してみてください。それに、私の剣道を見てもらいたいんです」

「久しぶりだ!相変わらずお前は可愛いな!」
「可愛くなんかない」

雷のキャラがいっきに変わった。
本当にチャラチャラしてそうな人になった。

「どうして響がドラムなんだ?」
「他の楽器があわなかった」

「じゃあやってみようか。ドラムを」
「分かりました」









最初は机を叩くことから始まった。
タオルを敷いてスティックを取り出して叩いた。

それからいろんなことをやった。

響も兄としゃべりながら楽しそうにやっていた。






「響ならドラムは出来る」
「そうですか」
「嗚呼、それと今度久しぶりに帰るとするさ」

「有難うございます!」





強い音で音を支えて。
貴方ならもっと成長すると思うから。






⇒To Be Continued...

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