魔法学園エルドラン・マギス THEMOIVE1st 戦隊・ライダー・プリキュア 出現新たな敵(2)
作者: けん   2024年03月17日(日) 11時13分02秒公開   ID:HDm.0JjvyEs
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チャプター08『念願の平和』

――ウェールズ

祐樹
「これにて一件落着・・・ってあれ?シンケンジャーや他の戦隊ヒーロー達は?」
正基
「ゴーカイジャーと共に先に帰っちゃったよ!」
祐樹
「そうか・・・」
絵里香
「エルドランに選ばれた者達やライダー達とプリキュア達も先に帰ってしまったし、アスナさん達が呼んでくれなかったらこっちがやられていたよ。」
ルミ
「お礼がいいたかったのに・・・」
里奈
「でも彼らは『ありがとう』って・・」
香苗
「そうですわ、全員の力で奇跡の起こす事もできるんですの♪」
ルミ
「本当に平和になって・・よかった。」
里奈
「これも平和と正義を愛する人たちの勝利ね。」
香苗
「そうですわね。」
ニャモ
「・・・ナル、ケータロ」
景太郎・なる
「!?」
なる
「・・・・しのぶちゃん、アリスちゃん」
ニャモ
「・・・シノム」
なると景太郎はニャモが指をさした通り、頭下げながらしのぶに礼を言ったアリスティア姫を見ていた。そしてニャモはしのぶとアリスティア姫を見て良かったと微笑んだ。
アリスティア姫
「ありがとうレギ、しのぶさん。これで国は再び救われました。」
しのぶ
「そんな事ないよアリス。友達だから当たり前だよ。」
レギ
「そうだよ。だから姫様も頭を上げて。」
美緒
「レギ君の言った通りよ、恥ずかしがらないで」
マッハランナー
「チェッ レギは姫様の事が気になるとは・・・」
ロードスター
「流石だねっ!」
まき絵
「私達だけじゃなくて他のエルドランに選ばれた者達のおかげでもあるよ。」
裕奈
「それにライダーやプリキュアとスーパー戦隊のおかげで勝てたし。」
なる
「景太郎や瀬田さんも無事でよかったわ。」
しのぶ
「本当によかった・・・・」
まき絵
「もう恐ろしい敵が現われないといいけどね。」
アスナ
「大丈夫よ!!どんな敵が現われたって」
のどか
「私達がいる限り絶対に負けません!!」
里奈
「そうだね。」
香苗
「私達がいる限り大丈夫ですわね。」
実紀子
「これにて一件落着やし、この国にも平和が戻ったな。」
香苗
「勿論ですのよ実紀子様、一件落着の大勝利ですわ!!」
有香
「・・・・・・」
理絵
「みんなのおかげだし。」

「そうだよね、りえ姉!」
ニャモ
「リナ、カナエ、ノドカ、ユエ、ハルナ、シノム、ダイジョウブ?」
しのぶ
「ありがとう、ニャモちゃんのおかげで助かったよ。」
里奈
「本当にありがとう ナーモさん。」
のどか
「ニャモちゃんが来てくれなかったら、私達勝てなかったよ。」
香苗
「本当に感謝して光栄ですわ。」
夕映
「ありがとうございます。」
ハルナ
「ニャモちゃんのおかげで私達はいつだって駆けつけるからね。」
カオラ
「そういう事や!!」
里奈
「これも奇跡の力だよ。」
香苗
「真の力の奇跡を起こすという力、これも平和の心の奇跡ですわ・・・祐樹様」
祐樹
「そうだ!!どんな敵にも負けないぜ!!」
ネギ
「そうだね。」
由里子
「私達、ブレイカーズだけではありませんわ!!」
里奈
「そう、ジュンイチさん達もわすれないでね」
香苗
「もちろん私達の勇気ある心・・・それが祐樹様、正基君、絵里香様とクラスの皆様のお力ですわ」
正基・絵里香
「「みんなの完全勝利の証!!」」
祐樹
「その通り!!」

次の日
由里子
「何ですの?里奈さんに香苗さん、どこへ・・」
里奈
「のどかさんにいい本を見せたいと言ってたの。」
香苗
「そうですわ由里子様、お姉様と私は市役所でのどか様達が待っていますの?今日は皆様のいい本を見せるというイベントですわ、祐樹様と正基君と絵里香様も行きますか?」
祐樹
「俺はいいぜ。二人は?」
正基・絵里香
「もちろん!」
祐樹
「芹沢、お前も行くぞ!」
実紀子
「え?りなちゃんもかなちゃんも一緒に行くなんて久しぶりやなぁ」
絵里香
「もちろんよ実紀子さん、行こうよ」

戦いを終えたプリキュア達は皆それぞれ、新しい生活が始まった。ありすは自家用車で幼馴染みの五星麗奈と一緒に登校する様になり、マナ達は3年生になった。
二階堂
「ウィ〜ッス!」
百田
「おはようごぜいや〜す!」

「おはようございま〜す!」
そう、マナの後を継ぎ純が生徒会長となっていた。
六花
「おはよう!」
マナ
「おはよう!純君!生徒会の仕事は、もう慣れた?」

「あっ!会長に比べたら、まだまだです・・・。」
マナ
「コラコラ!今の会長は、あなたでしょ?」
マナ・六花
「「え?」」

「す、すいません・・・!」
マナの事をまだ『会長』と呼ぶ純。六花に諭されて照れていくが・・・
委員長
「相田に菱川、早くしないと遅刻す・・・」

「あっ!」
委員長
「そこの君、その頭のリボンは校則違反だぞ!」
純の言葉に振り向く女生徒。
レジーナ
「校則?何それ??」
実はレジーナだった。
委員長
「何だお前は!?」
レジーナ
「おはよう!マナ!宿題、解らない所があるの〜!ちょっと教えて〜!」
マナ
「ああっ!ちょっと!レジーナ〜!!」
純の説明を無視し、マナ抱き付いて甘えるレジーナ。レジーナはマナの手を引き、笑顔でそのまま校舎へ走って行く。

マナの実家・相田家=洋食屋ぶたのしっぽ――
シャルル
「お手伝いする事、無いシャルか〜?」
あゆみ
「シャルルちゃん!」
健太郎
「それじゃあ!」
妖精の姿のまま、御用聞きをするシャルルに、用事を頼むマナの父の健太郎と母のあゆみ。シャルルもすっかり、相田家の一員なっていた。
国王(元)
「王手!」
宗吉
「なぬっ!?」
国王(元)
「――ぬぅ!!」
祖父の宗吉と勝負した甚平の姿を纏った男は王を引退したトランプ王国の国王、国は娘であるリリーナ姫に託していた。ご隠居し、悠々自適の生活をしている。
シャルル
「お茶が入ったシャルよ〜!」
宗吉
「シャルルちゃん!」
国王(元)
「済まないね。」
人間の姿になったシャルルがお茶を持ち出した。

六花
「悔いが残らない様に、頑張らないとね!」
マナの差し入れと思われる桃まんを頬張りながら、受験勉強に励む六花。
ラケル
「これは、何ケル〜!」
戸棚から『ラブ百人一首』を取り出し、六花をからかうラケル。
六花
「ちょ・・・駄目えぇ〜!!」
赤面しながら、ラケルを追い掛ける六花。

調理実習の授業参観でばりのカップケーキを披露する亜久里。そのケーキの腕前は、森本エルを始めとしたクラスの友達にも大好評。
エル
「美味し〜い!」
美里
「お店で作った見た〜い!」
エル
「あぐりちゃん!パティシエになれるんじゃない!?」
亜久里
「いえいえ!それ程でもありません!」
友達にケーキの腕前を褒められ、赤面する亜久里。
エル
「今度、ウチに来て教えてよ!」
美里
「私も!」

「私も!!」
孫が多くの友達に囲まれて、嬉しそうな表情を浮かべている姿を、教室の後ろで他の父兄と一緒に眺める茉莉。その表情は、孫の幸せを祝福する優しさに溢れていく。

その頃、カオラはモルモル王国とトーダイ王家ノストリアス王国のアリスティア姫と共に共同でアザディスタン王国へ到着した。

従者
「マリナ様、謎の祖国の姫君達がマリナ様と対面したいとの事です」
マリナ
「何ですって!? わかりました」
この国の王女マリナ・イスマイールは王室の広間へ出た。
広間に従者達と家臣がカオラとアリスティア姫のお出ましする準備に取り掛かった、そして・・・
家臣
「我がトーダイ王家ノストリアス国王女アリスティア・ノストリアス陛下、モルモル王国カオラ・スゥ王女のお出ましでありますぞ。」
家臣の言葉と共にドレスに身を纏ったカオラとアリスティア姫が現われた。
カオラ
「いやー、これを着るのも久しぶりやな。」
そしてマリナが現れ、対面を始めた。
カオラ
「にゃはは!ウチはモルモル王国の王女カオラ・スゥや」
アリスティア姫
「初めまして・・・ノストリアス王国王女アリスティア・ノストリアスと申します」
マリナ
「アザディスタン第一皇女マリナ・イスマイールです、本当に鬼相手をするのですか?」
アリスティア姫
「そんなことありません。」
親衛隊
「良くお似合いですよ王女様」
親衛隊
「カオラ王女もよく似合っていますぞ。」
王室では大騒ぎになろうとしていた。

一方、以前の戦いでキングジコチューが開けた時空の穴で、繋がっていき・・・人間界と異世界を繋いだ時空の穴は変わらず開いたままで二つの世界の文化は交じり合い、トランプ王国改めトランプ共和国へ招待した40人のプリキュア達は・・・

美代
「最新ニュースです!プロトジコチュー、悪夢獣達やフュージョンを倒したプリキュア達はトランプ王国改めトランプ共和国へご招待したという情報が入りました!! 実況は『プリキュアウィークリー』の看板キャスター・増子美代がお送りします!!」

トランプ王国の城内
エレナ
「ひ、姫様!!」
リリーナ
「どうしたの?エレナ」
エレナ
「ご報告に参りました」
リリーナ
「報告?」
エレナ
「はい」
リリーナ
「それで伝えとは」
王宮で過ごしたのは、現トランプ共和国の王女にしてアン王女の最後の力で生み出した新たな命――リリアーナ・アンジュ 新たな国の統治者をやっている、リリアーナ姫はアン王女の時のようにカルタを嗜み、お転婆で好奇心旺盛であらゆる世界の文化に興味を示した。戦士団の一員を務めた少女エレナはリリアーナ姫に重大な報告を始める。
エレナ
「キュアハートがクロンダイク卿・・・いえ、大統領閣下のいる部屋へ会話しているそうです!」
リリーナ
「マナさんが?」
エレナ
「はいっ」
リリーナ
「・・・」
侍女
「姫様?」
リリーナ
「私、マナさんのところへ行きます!」
エレナ
「ええっ!?」
そして、リリアーナ姫はマナとジョナサンのいる大統領の部屋へ向かった。

トランプ共和国・大統領の部屋――
ジョナサン
「皆、元気そうだね!」
マナ
「ジョーさんも、忙しそうですね?」
ジョナサン
「どう言う訳か、トランプ共和国の初めての大統領に選ばれちゃったからねぇ。」
アイちゃん
「ア〜イ!」
この人物はかつて骨董品屋・ソリティアで働いていたアン王女の婚約者だったジョー岡田=ジョナサン・クロンダイクで、現在トランプ共和国の初の大統領として大忙し。
ガチャ
マナ
「リリィ!」
リリーナ
「マナさん」
マナ
「久しぶりだね」
リリーナ
「ええ」
ジョナサン
「マナ、リリィ ちょっと来てくれないか?」

⇒To Be Continued...

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