フェアリーテイル 第16話 魔法と呪文と保健室
作者: モモ   2010年03月11日(木) 21時39分36秒公開   ID:.YGsdf.9cjE
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一方、唯と日向は―

日向は眠らされた数時間後に目を覚ました。

「あ…れ、ここは…」
「そうか、唯の家か。」

日向は眠らされた時の記憶が戻ってきたらしく、周りに怪しい物がないか家を一回りした。

「どうやら異常はなさそうだ。」
「でも、あそこの扉が開いているのが気になるな…」

あの女の人が物色していた唯の部屋の戸棚。
とても荒らされていて、ぐちゃぐちゃになっている。


日向は唯をお姫様抱っこで抱えると、部屋に運んでベットに寝かせると、置き手紙をして唯の家を出て行った。



☆ ☆ ☆ ☆


次の日のお昼。
唯は目を覚ました。

「ふわぁ〜、あれ、ここは…」

唯は上半身を起こして、部屋をぐるりと見回した。

「なんでベットにいるうだろう。しかも制服。」

ベットの横にあるデスクの上にある手紙をとった。

「これ、日向の…」


…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

 唯へ

勝手に帰ってゴメン。
俺がお姫様抱っこでベットに運んどいたから。
十分に休みを取ってください。

 by 日向

…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…




「お姫様だっこ…って…、」

唯は顔を真っ赤にすると、布団に顔をうずめた。

「そんなことまで書かなくても…」

「はぁーっ」とため息をつくと、時計を見た。

「1時36分…て、もう学校終わっちゃうじゃん!せめてガーディアンだけでも!!」

唯はあわててバックを持って階段を下りると、大慌てで家を出て行った。









そしてもう一方、夕は―

香織との電話の後、素直に寝た夕は、翌朝5時に起きてネットをしていた。

「さぁ〜て、昨日見れなかったからちゃんと更新をチェックしておかなくちゃっ」


そしてネットサーフィンが終わったのは7時。
夕は大きなあくびをして、

「今日は大事をとって、学校お休みしようかな〜。」

パソコンを閉じて、また眠りについた。



⇒To Be Continued...

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