さあ世界を唄おう!【番外編】〜アリスパロ〜
作者: 零   2009年03月18日(水) 16時49分08秒公開   ID:NqbpUpPD62U
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 しかし探せど探せど白石は見つかる気配がなく,辺りは気味が悪くなる一方です。



 紫「さっきの所と違ってどうしてこんなに気味が悪いのさぁ。泣くぞコラ」



 佐倉井もどこか不安げです



 紫「帰りたい・・・さっきの所に・・・でも道が分かんない・・・」


 空「フフ・・・なら教えてあげようかー?」


 紫「!!」



 急に耳元で声が聞こえて,声にならない叫びをあげた佐倉井です。



 空「そんなにびっくりしなくてもいいじゃんかぁーハハハ」


 紫「橋本・・・」


 空「俺はチェシャ猫だよ」



 そこにいたのは猫耳,尻尾をつけた橋本なのでした。



 空「ねぇ,アリスは何を望んでいるの?」


 紫「アリス?私が?」


 空「他に誰がいるの。君はどうしたいのさ」


 紫「どうしたいって・・・こんな気味の悪い所から早く抜け出したいよ」


 空「それが望みなら叶えてあげるよ。あのね,この茂みの向こうは明るい場所だよ」


 紫「本当?」



 橋本が指差した茂みは寧ろ,暗闇に続いているように思えます。



 空「信じてくれないの?」


 紫「そういうワケでは…」


 空「ならほらっ!!」


 紫「えぇ!?」



 動けないでいる佐倉井を橋本は後ろから押して,無理矢理茂みに向かわせました。



 空「行ってらっしゃ〜い・・・女王には気をつけてね,フフ」


 紫「また女王!?その女王って一体・・・・・・嘘」



 今さっきまでいたはずの橋本の姿がありません。



 紫「消えた・・・あーもう,進めばいいんでしょ!!進めば」




 仕方なく茂みを進んでいると,すぐに明るい広場に出ました。

 広場には綺麗にセッティングされたテーブルあり,嶺澤,飯嶋,武田が集まっていました。

 しかしやはり普段とは違っていて,
 
 坂田は何かの動物の耳と尻尾。
 大峯は大きい帽子。
 山口はウサギの耳と尻尾がついています。
■作者からのメッセージ
ココで切ります☆
アリスパロやってみたかったんですよね〜w
後半もお楽しみにっ!

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