さあ世界を唄おう!【番外編】〜アリスパロ〜
作者: 零   2009年03月18日(水) 16時49分08秒公開   ID:NqbpUpPD62U
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 紫「未緒じゃない」


 未「違うドアの精」


 紫「何言ってんの,未緒じゃない」


 未「違うドアの精


 紫「そ,そう」



 強く言われ,仕方なくドアの精だと佐倉井は認めました。

 でも実は心の中では認めてはいないのです。
 気にしてはいけません。



 未「このドアを通りたいんでしょ?」
 

 紫「うん。でも小さくて入れないから・・・」


 未「ならこの『小さくな〜るクッキー(ドアの精手作り)』を食べるといいよ」


 紫「・・・・・・・・・」


 未「疑ってるならやんねーから」


 紫「ごめん。貰うね」


 未「じゃあこの『大きくな〜るクッキー(ドアの精食べかけ)』もあげる」


 少し不安になりつつも,見た目は美味しそうなクッキーを食べてみました。



 紫「うわっ!!」



 クッキーを食べた佐倉井はいきなりめまいを感じ,
 そしてあっという間に体が縮むのが分かりました。


 未「ホラ,小さくなった」


 紫「すごーい!!そして美味しかった」


 未「もし大きくなりたかったらもう一つのクッキーを食べろよー」


 紫「食べかけのか」


 未「食べかけのだ」



 佐倉井は零碕に感謝しながら丁度いいサイズになったドアに入りました。



 紫「未・・・ドアの精くん,ありがとうね」


 未「別に,暇だったし。そうそう・・・ハートの女王には気をつけなよ」


 紫「女王・・・?」



 最後の零碕の言葉は気にかかりましたが,佐倉井はまた白石を探し始めました。




⇒To Be Continued...

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