私の憂鬱なスクールデイズ! 〜家庭科室掃除より〜
作者: 夏姫 みの   2009年04月30日(木) 16時29分41秒公開   ID:yFJt.EYgtqA
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私、明日実 愛華あすみ まなか。ごくごく普通の小学6年生です。6年生になってから一クラスも多い人数で、一グループ(掃除をやるときのグループです)も多いです。5年生のときから家庭科室掃除って任されるけど今回、初めて家庭科室掃除になりました。しかも私は、班長になってしまいました。


「愛華ー! スシ○ーが呼んでるよー!!」


この家庭科室掃除のメンバーの一人、ほうき係の木川 勇斗きがわ ゆうとが言う。

え? スシ○ーって誰かって?



スシ○ー=栗原 松木くりはら まつきちゃん



そのあだ名の由来は、前に1回、御通夜で学校を欠席したことがあり、その日スシ○ーに行った(らしい)から
 その子はほかにもいろんなあだ名を持っています。


『ゲジマユ』


とか……(ごめんなさい松木ちゃん……)

 それでクラスの男子たちは


「こんなにたくさんあだ名があるから、ギネスブックに載るよ!!


とか言い始めるし。大体、そんなふざけたことで載ったらすごいから。


「スシ……いや、松木ちゃん何?」(あっぶなーい!)


「男子がちゃんと掃除をやってくれません!!」


「うっせー! スシ○ーに言われたくねーよ!」


勇斗くんが言う。そして


「そうだそうだ! ゲジマユに言われたくねーよ!!」


松木ちゃんの怒りの魂に火をつけた。

その子は山城 大河やましろ たいが。家庭科室掃除のちりとり・黒板係。



「いい加減にしろーーっ!!!」



怒りが爆発した松木ちゃんは勇斗くんに、濡れ雑巾を投げた。それが見事に勇斗くんにヒット!! そして、新道 真子音しんどう まこねちゃん(家庭科室掃除の机拭きの子で、けっこうクラスの妹的存在)の濡れ雑巾を借り、大河にも投げた。それも見事にヒットした。
 すべて必中したのは、かーなーりすごい!!! 君、男の子だったらプロ野球選手になれるかもだよ!!


「……くだらない。バカみたい。声を無くしてほしいな、ねぇ? 班長さん」


この人は毒舌グロ男、暗石 麻人くらいし あさと。家庭科掃除で松木ちゃんと同じ床ふき。


「い、いくらなんでもそこまで思わないけど、静かにしてほしいよねー」






⇒To Be Continued...

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