☆サンタクロースのお仕事★
作者: 神田 凪   2010年12月23日(木) 21時57分04秒公開   ID:Fpk3UqE6X6I
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サンタ高等学校を無事卒業し、日本サンタクロース協会に内定をもらった時はめちゃくちゃ嬉しかった。やっぱりこの不景気に職に就けることは難しいからな。俺は希望の配達係になれた。クラスメイトはプレゼントを袋に詰め込む係だし、父親はプレゼントの希望を聞いてくる係だ。やっぱり、花形は運ぶ係だろう。確かに彼らがいるからこそ、俺達はスムーズにプレゼントを運べるわけだけどさ。さて、ここでぶつぶつと独り言を言ってもおかしな奴に思われるし、そろそろ仕事に向かうとしようか。初めての実地任務だ。先輩に付いて何回か遂行したことはあるけど、一人では初めてになる。うう、そう思うと緊張してきた。イメージ通りである制服を着用しながら胃を押さえた。まったく、数十年前に当時のサンタが罰ゲームで着た真っ赤な衣装がイメージとして残ってしまった。ドジを踏んで子供に見られてしまったらしい。だから、80を超えて仕事すんなと周りも言っただろうに。お陰でサンタ=おじいちゃんと思われているではないか。実際は若い奴らの特権任務なのにさ。まぁ、きちんとイメージを守る俺達も俺達だけどね。さて、プレゼントも詰め込んだし、そろそろ行くか。車で。え、何トナカイ?ああ、ないない。今時、トナカイで移動していたら即通報だから。特に日本は。もう、日本人冷たいったらありゃしない。それにトナカイも最近肥満気味でさ、長距離移動できないのさ。おっとと、そうこうしている内にターゲットの家に着いた。うん電気は消えているな。えーっとプレゼントは・・・なぬ最新ゲーム機だと。俺も持ってないのに。欲しいな、俺も。給料少なすぎて買えないんだよな。いいなぁ、俺がもらっちゃおうかな。だいたい小学生のくせに高価な物ねだるんじゃねえよ。数年前までは安上がりな物ばかりだったらしい。時代は変わったなぁ。はぁ、っといけないいけない。さっさと仕事を終わらせますか。
















「え、っとはい。あの、サンタクロースだよ☆」

「・・・・・・・・・・・・あ、もしもし警察ですか? 不審者が家の方に」










THE☆発見











え、前半が読みづらい?
あっははー、気にしない気にしない







⇒To Be Continued...

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