ジュエルプリンセス+14 有紀→桃奈?
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年09月22日(水) 18時53分34秒公開   ID:CWWU7A72x.k
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 遊園地。まあ休日なので人も多いです。ああ、姉さん今どうしてるんでしょうか。陽くんの家で頑張って勉強しているのでしょうか。……って、え。


 茶髪の髪に青い瞳……まさしく姫様プリンセスです……!! そして詩羽しうさんとかしゅうくんとかもいるじゃないですか!! 綺麗な銀髪をしている秀くんのお母様まで!!



 うわぁ……こんなときに会うなんて。目が合っていませんように、目が合っていませんように。あ、でももう帰るらしいですね。


「どうしました? 具合でも悪いですか?」
「い、いえ。なんでもないですわ。さて、行きましょう」



……行きたくないんですけどね! 早く家に帰りたいです!!







 僕と一博かずひろという男とジェットコースターに乗ったり、遊園地内の水族館に行ったりした。ジェットコースターでは、自分が元々高い声でよかった……と思った。
 そして、最後の定番の観覧車。うわぁ……この人と乗るんですか。マジですか。観覧車でキスとかされたら終わりですって。もう気絶寸前なんですけど。
 そして僕たちは観覧車に乗る。景色は綺麗だったが、最初はシーンとしていた。すると


「あの、今日は楽しかったですか?」
「ええ。お誘い、ありがとうございました。おかげで楽しかったですわ」
「そうですか。よかったです」


 そしてまた黒スマイルを浮かべる。……全然よくないですよ!! 心から楽しめ無かったですよ!! じゃあ、まだ前日の姉さんとの買い物のほうが、よほど楽しかったです!!
 そう思ったとき、一博はという男は頬を染める。


「あの、その……告白の返事は…」
「え、あぁ!! そうですね」


 ……姉さんからも「断ってください」と言われたので、ココは丁寧に断りましょう。ココでやっとストレスが解消される。


「……ごめんなさい、一博さん。私はあなたと付き合うことはできませんわ」


 よし、おkです。あははは。なんかもう飛び上がるぐらい嬉しいんですけど。ストレス解消なんです♪♪


「あ、その……ありがとうございました!!」
「え」


僕は驚く。


「僕は今日、桃奈ももなさんと過ごせて本当によかったです!! ありがとうございました!! その……告白の返事も、ありがとうございました。桃奈さんの本当の気持ちが知れて、よかったです」


「……」


言葉が出ない。いや、僕は彼の純粋な瞳に驚いていた。








ああ、この人は真剣に姉さんに恋をしていたんだと、僕は改めて思う。









観覧車がもうじき下につく。その時、僕は






「そうですか。……その純粋な瞳、とっても素敵ですわ。まるで宝石みたい。私も今日は楽しかったですわ。ありがとうございました」






初めてこの人を心から褒めた。






「はい!!」





 一博という男は笑顔を僕のほうに向けた。夕日に照らされていて、キラキラしていた。








もし







姉さんがこの場所にいたら、さっきの僕と同じコトを言ったんだろうなぁと思う。









そして観覧車が下のゴール地点についた。



「はい、お疲れ様でしたー」



観覧車の扉をあけたら、お姉さんの声がした。そして僕たちは降りた。







⇒To Be Continued...

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