ジュエルプリンセス+1 詩羽たんの会長で快調(?)な日!
作者: 夏姫 みの   2010年04月11日(日) 21時57分28秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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 なんとかドタバタした一日も終わり、帰る時間。あたしは疲れ果てた。まさか「会長」が、こんなにも大変だったなんて全然思わなかったよ!! エラーイ人は大変。でも何事も経験だよねっ。そして姫様プリンセスの気持ちが、よくわかった気がする!! もう会長はいいや……。

「どうだった? 詩羽しう、一日会長は」
「お兄ちゃん。いたの?」
「いや、さっき用を済ませてきた」

あたしはビックリした。なーんだ、おばけかと思った。

「えっとねぇ……感想は、エッラーイ人は大変なんだな〜って思った。それからそれからーちょっと楽しかった!! 大変だったけど。絶対明日は筋肉痛だよー。校内走り回ったし、あんな重たい資料を持ったし
「いいんじゃない? 体力的に」
「えーっ。だったらまだスキー十本とかのほうが、まだいいよ!! 冬のスポーツ万歳!」

あたしは張り切って言う。もうスキー十本で筋肉痛のほうがいい。

「……冬が好きだね」
「いや冬こそ万歳だよ。夏より冬だっ。そんなことよりもさ、あの箱の中、何が入ってたのー? お菓子だったら、詩羽食べたーい!」
「お菓子だったとしても詩羽にはあげない。最近、読書中に甘いお菓子が欲しくなったし」

お兄ちゃんは言う。ああ、読書ねぇ……。
 でもまあ、一日会長は疲れたよ。うん。流石にさ、漢字とか暗号だらけだったし。



もうこりごり。やっぱ会長は




宝石の姫様ジュエルプリンセス 草柳 叶氣くさなやぎ かなきだよねっ!!




でも疲れた。




***


ちなみに次の日の会議。

「詩羽ちゃん、大丈夫だった? 漢字とか」

姫様が昨日のコトで問いかけてくる。

「えっとねぇ。全然読めなかった☆ ある意味すごいでしょっ?
「やっぱりだ……。すごいけどごめんね……」



やっぱ会長は姫様じゃないとダメだと思ったよ。  by詩羽たん



End




⇒To Be Continued...

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