フェアリーテイル 第15話 黒百合家の昼下がり。
作者: モモ   2010年02月20日(土) 13時06分06秒公開   ID:.YGsdf.9cjE
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「おっはよ〜ん。あれ?唯ちゃんと夕ちゃんは〜?」

さっきの出来事と同じ日のこと。
朝は一ヶ月に一度だけ行われる先生達だけの朝会せいで、ガーディアン活動がなかった。
だから仕事がたまっていると思い、早くガーディアンガーデンに行った遥の一言目だ。

「ガーディアンには来ると思ったんだけどにゃ〜。」
「香織ちゃんもいにゃいっぽい〜。」

そう言いながらガーデンの一周すると、机に伏せている香織を見つけた。

「ありゃりゃ〜。香織ちゃん寝ちゃってる。」

遥はその辺にあった毛布を香織にかけると、
「今日は香織ちゃんも寝てるし、帰ろっかなっ。」
スキップしながらガーデンを出て行こうとした。

その時…

寝ていたはずの香織が起き上がって、なにか呪文を唱えた。

「平沢遥っ、覚悟っ!」

香織…らしき人物は、持っていた大きなステッキを出て行こうとしていた遥に向かって振り回した。

「…っ」

遥が避ける隙もなく、ガーデンのはじにまで飛ばされた。

「ふっ、ガーディアンもたいしたことないようですわね。」

おおきなステッキを持った人は、そうつぶやくと、その場瞬間移動で消え去った。


ガーデンに残ったのは、ステッキで飛ばされて頭を強打した遥と、ふわっと宙に舞った毛布だけだった。










―Next The 16th story.



⇒To Be Continued...

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