ジュエルプリンセスMiracle 第7話 明かされていく謎 〜後編〜
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年02月12日(金) 21時55分11秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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 その頃、暗い密室のベッドに一人の少年は眠っていた。意識を無くしたままだ。その時

ガチャッ……

とドアが開いた。そこに金髪に紫の瞳をした少女が入ってくる。


ようくん。さっきも言ったけどね、貴方には来てもらわないとダメなの。だから……」


 それは、紛れもなく叶氣かなきたちが話していた陽だった。その少年の首元を、少女は指を指す。









「ブラックチェンジ」








と言った。今は何も目だった変化は起きなかったが、これがいつしか黒幕となるのだろう。
 その時、大量の紫の花びらがミサイルのように後ろから飛んできた。少女にはギリギリの幅で当たらなかった。そして少女は後ろを見る。そこには黒髪のツインテールをしている少女が立っていた。

「待ちなさいっ!!!! 鳴課なるか!! 貴方、何をしたかわかってるの?!」
「どうしようが私の勝手よ。そっちこそ、どうしてココに?」

鳴課という少女は冷静な表情で言う。

「なんとなく嫌な予感がしたからよ。この密室からね」
「そう。まあいいわ。何のようなの?」
「ええ。その……貴方の後ろにいる子を……!!」
「もう遅いよ、由梨ゆりさん」

由梨と言う少女は驚いた顔をした。鳴課は爽やかな笑顔を由梨に向けて言う。

「まっ、まさかっ!!」
「そうだよ、そのまさか。……彼が目覚めたら







































あの時の彼になっちゃうんだもの」































「そん……な……」




ただただ爽やかな笑顔に不気味を感じた由梨だった。








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⇒To Be Continued...

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