ジュエルプリンセスMiracle 第6話 明かされていく謎 〜前編〜
作者: 夏姫 みの   2010年02月03日(水) 22時18分56秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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 平和な日は何日か続いた。町並みも、いつもの通りだ。
 だがある日、かなたちは強くて闇に包まれた気配がした。


「この気配……黒百合 哀瑠くろゆり あいる、黒百合 哀梨あいりだな!!」


姉妹そろって二人の登場だ。

「お久しぶりだな。日向 陽ひなた よう空上姉弟そらかみきょうだい五十嵐兄妹いがらしきょうだい。そして宝石の姫様ジュエルプリンセス 草柳 叶くさやなぎ かな
「……今のうちに皆、過去むこうへ逃げてっ!!」

叶が言う。

「そうはさせないっ!!」

 闇の光をした大きな針みたいなのが、たくさん飛んでくる。あまりにも早いので、ガードする時間が無かった。絶体絶命かと思った時。
















「ドリームベール!!!!」





ショートヘアーに緑の瞳の少女が叶たちをガードする。少女は…


有理ゆうりちゃんっ!! 無理したらダメ…」
「ううん、大丈夫!! 今のうちに逃げて、皆!! 姫様……叶さんも!!
「ダメだよ!! だって2人も相手じゃ不利でしょ! 私は残る!! だから皆は逃げて!!」

叶は必死で言う。まだ大きな針は、飛んでくる。それを有理はガードをし続ける。

「で、でも!! 姫様が…」
「桃奈さん。私は前にも言ったハズです。もし、この状況になった場合は過去へ逃げてって言ったわ。今のうちに!! 早く!!」
「ひめさ…」

そう桃奈が言いかけたとき。




















「私のことはいいから……早く逃げてっ!!!!」







叶は厳しく、めったに見せない表情で言う。



「姉さん……」
「桃奈さん……」

有紀ゆうき詩羽しうは悲しげに言う。

「……ましょ」
「え」





「過去へ行きましょ」




桃奈は顔を上げて







「A sacred past door, show it before a guard now!!」






と英語で言う。すると、過去の扉が姿を現した。



「さぁ!! 行きますわよ!!」
「桃奈っ!! 叶が…」

陽が言いかける。


「これは姫様の願いですわ。私だって、姫様と戦いたい気持ちは山々です。それに、あんな必死な顔は断れたくても断れません。
















……私は信じてます。姫様がこの過去の扉を使い、過去へ来ることを。そして、また一緒にいれることを。だから皆さん、ここは逃げるべきですわ」
















「桃奈……」




そして桃奈たちは扉を使い、過去へ行った。








⇒To Be Continued...

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