ジュエルプリンセスMiracle 第5話 悪夢と黒薔薇 | |
作者: 夏姫 みの 2010年01月24日(日) 12時00分02秒公開 ID:bkWoewa3Plc | |
「あ、 「 「あれ? 「まだ着て無いですわ。詩羽さんからのメールで「大丈夫」って書いてありましたんで」 「そうなんだ」 その時 「ごめんっ!!!! 遅れて!!」 詩羽と秀は息が荒い。息が荒いところも、カッコイイとかカワイイとか生徒会以外の人は思うのだろう。 「大丈夫? 詩羽ちゃん、秀くん」 と叶氣は聞いた。 「大丈夫……」 「うん。大丈夫だよ」 秀と詩羽は答える。 「どうして遅れたんです?」 2人が息を整えたところで、有紀は聞く。 「……遅れた理由は、詩羽が何色の服を着るか迷ってたから」 「お兄ちゃんも手伝ってくれなかったんだもん!」 「女性のファッションには、あまり関心が無いから」 秀は、ぴしゃりと詩羽言う。 「イマドキの男の子は、女性ファッションにも関心を持たないとダメなの!! 女の子だってメンズファッションの雑誌とか、見てる人いるもん! ね! 桃奈先輩!!」 涙目の詩羽は桃奈に聞く。 「え、ええ、まあ。有紀がいますしね」 (っていうか、なんで私に当たるんでしょうか……?) 桃奈は言いながら、そう思った。 「と、とにかく行こうよ、ね?」 「そうですわね」 叶氣は陽たちの家に向かった。 だがこの時、陽がいないことを叶氣たちは知らなかったのだ。 ★ 「ちゃんと話したから、大丈夫かな」 今の叶氣より少し大人びた未来の 「 桃奈(未)が言う。 「うん、状況は本人にちゃんと話した。あ。可愛かったよ、過去の陽も。なんか全然違う。若いなぁ〜って思った」 「ちょっ……それ言ってないって疑いたくなるじゃねーか」 叶氣(未)は苦笑し、陽(未)も言う。 「でもさ、王子様のキスじゃなくて、お姫様のキスだよね。プリンセスキスってかわいい!」 「ですわよねぇ〜! もう、そこら辺にあるドラマとか本とかじゃ無い位に素敵でしたもの」 「……あの、話についてけないんだけど。読者さんもね」 「大丈夫だよー。きっと思い出せるから。あ、読者さんはクライマックス直前でわかるよ!!」 こそっと女性陣だけで話す。男性陣は頭に?マークを浮かべていた。 「でも……大丈夫かしら。嫌な予感だけがする」 叶氣(未)は青い空を見ながら言った。 ⇒To Be Continued... |
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