フェアリーテイル 第11話 Princess world
作者: モモ   2009年11月08日(日) 18時52分12秒公開   ID:.YGsdf.9cjE
【PAGE 2/4】 [1] [2] [3] [4]



 フェアリーテイル 第11話 Princess world


「さぁ、ウィッチゲームを始めましょう!」

「な、何?」
「これから、ウィッチゲームをはじめますわ」
優の手から6つのリングが出て、光を放って宙に浮かんでいる。
でも6つのリングの内、2つは光ってはいない。
「ルールは簡単。私(わたくし)と香織さんとの一対一の勝負。審判は日向様。お姉様は…そうね…、まぁその辺にいればいいわ。」
「さあ、ステージはどこにいたしましょう?香織さんがこの6つから選んでくださるかしら?」
「じゃあ、私のリングで。」
「ふふっ。香織さんは自分のことしかお考えになさらないのね。」
「優ちゃんが選んでって言ったんじゃない。」
「香織さんったら。こわい顔なさらないで。いいわ、始めましょう」
優は悪い微笑を浮かべると、パチンッと指をならした。


「それではいざ!Welcome to Princess world♪」








いきなり宙に浮いている白いドアが開いて、気がつくと、広い庭が広がっている異世界にワープしていた。
前にはピンクと白が基調の大きなお城がそびえたっている。



「それでは始めましょう!!」
「いきなり始めちゃうの?香織さん、ここでのルール説明してくださる?」
優が香織を見下すように笑っている。
「優ちゃん、ふざけないで。」
「私(わたくし)、ルールを忘れてしまったの」
(完全にバカにされている…。)

「わかった。ここでは武器と魔法しか使えないわ。キャラ召喚は使用禁止。今回のクリアの仕方は…先に相手のポイントを奪った方が勝ち。」
「召喚は使用禁止、か。せっかくいい「切り札」があるのに。」
「ポイントは5つで、相手を攻撃して当たったらポイントは減っていく。」
「ちなみにお城にいる家来や家具を傷つけたりしても、5つのポイントが一つずつ減っていくわ。」
「まぁ、なんて張り合いのない勝負。激しい戦いがしたかったなぁ〜。」
「文句ある」
「いえ。」


「さっそく始めましょう♪」

「香織さんには負けませんわ!」
「私だって負けないわ!!」



⇒To Be Continued...

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集