シンデレラ 〜ジュエルプリンセス ほのぼの童話シリーズ1 後編〜
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年08月15日(土) 19時00分06秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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それから、あっという間に時間が経ち、ついに12時の鐘がなる3分前。

「あ……王子様。私、帰らなくては…」

時計を見て、シンデレラが言う。

「待って!! 有紀!!! 行かないでですわーーーっ!!! 有紀が行くなら、私もついてく!

 そんな格好で、女言葉が言える桃奈ちゃんが最強です。というか、シンデレラってこんな話でしたか?
そして、王子様はシンデレラの後を追う。

「こっ、来ないでください! そのー…」
「理由や設定がどうだろうが、有紀はどんな姿でも萌えるのーーー!!!!

抱きしめてくる王子様。シンデレラは、必死になって心の中で念じました。




(魔女さん、助けてください!! 王子様からはなれないと……!!)




と。そしたら、ほうきに乗った魔女がいました。


「はーい!! 魔女の叶氣、さんじょー☆ ユーはミーに助けを求めて読んでk…ふごっ!!」


 強く王子様に抱きしめられた魔女。あ、やはり「呼んできた」の漢字間違えです。

「プ、姫様プリンセス!! どうしたんですか? その格好……!! もんのすごく、カワユスじゃないですかぁぁぁぁあああ!!!!!!

「いま…のうち……に」

 コクリとうなずくシンデレラ。シンデレラは満面の笑顔で、走っていきました……。
 そのとき、彼女が思っていたことは



ありがとう。魔女さん……♪



と、何かから解放された気持ちでした。









それからというものの……


「王子、魔女が可愛そうだから離…離しなさいよ!!」

 意地悪なお姉さん2が言う。ありがとう……。でもね、王子様は離してくれないの。というか離そうとしないの。
魂が抜けた、意地悪なお姉さん役1が心の中で言う。

「フフフフ……せいぜい、僕の苦しみを味わえばいいのですよ……フフフフ……フフフ…」

シンデレラはグロくなり

「大丈夫?」

意地悪なお姉さん3が優しく(?)なったのですた☆








⇒To Be Continued...

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