シンデレラ 〜ジュエルプリンセス ほのぼの童話シリーズ1 前編〜 | |
作者: 夏姫 みの [Home] 2009年08月12日(水) 12時01分04秒公開 ID:bkWoewa3Plc | |
今日は満月で、月がとても綺麗です。その月に、シンデレラは見とれていました。その時、オペラみたいな、綺麗(?)な歌声を満月の夜に響かせてる人がいました。 「迷える子羊たち〜よ〜今〜私を読んでるー読んでる↑のー↓よー↑」 お姉さん――じゃない、可愛いくおっとりとした。魔女でした。「呼んでる」の漢字が違いますが、あくまでもギャグなので。後、途中音痴っぽくなったのですが、運が悪かったようです。本当は、とても綺麗らしいです。 「えと……誰ですか? もしかして、顔が似てるので、お姉さまが魔女に変身したんですか?」 シンデレラは一歩一歩後ろに下がっていく。 「へぁ? お姉様ぁ? 誰それ、うまいのぉ? っていうか、貴方にお姉様なんていましたぁ?」 「いや、怪しいです! 絶対お姉様でしょう!! 騙されませんよ?」 シンデレラは、ついに怒り出しました。魔女は、ほうきにまたがって青白い月をみた。 「はーぁ。せっかく、貴方様を舞踏会を行かせようと、いろいろと準備しようと思いましたのにぃ……」 「え?」 シンデレラは信じられませんでした。でも、お姉さんが、こんな優しいことをするはずが無いと思い、顔は似てるけど、まったく性格が違うということにしといた。 「いいわ、透き通った瞳。真剣な眼差し……。舞踏会に行かせる準備をしてあげるっ!! そぉれ!! マジカル シャイニング ビューティフル!!」 魔女がそう言うと、シンデレラはまぶしい月の光に包まれる。魔女は歌いだす。 「月光に包まれたシンデレラ〜♪ キラキラなティアラに月光のドレス〜♪ 後は綺麗な綺麗なガラスの靴にぃ……ねずみは馬に〜かぼちゃは馬車の一部になぁれ♪」 リズムにのって、あっという間に、ドレス姿になったシンデレラ。しかも、馬車もいつのまにかできていた。 「すごいです……!!」 「ねっ☆ でも、これは永遠には継続しないのぉ」 「? どうしてですか? ああ! 鐘が鳴るまで戻って来い…ですk…」 「違います!! 確かに、鐘が鳴るまで〜までは正解。でもね、もし帰ってこなかったらぁ…… お前は一生眠らされる!!」 ビクッとしたシンデレラ。でも、眠らせてしまうと、別の話のパロディになってしまいます。 「……なーんて言うのはウソでぇ、なんとも無いよぉ! ただ、魔法が解けてしまうだけ。本当は貴方の言うこと、あってたんだよぉ」 (一瞬信じた、こっちバカでした) 人騒がせな魔女ですねぇ……。 「とりあえず、頑張ってね。あ、そーそー。王子様にも「よろぴくー☆」って言っといて。そんじゃ! ばいなら〜ぁぁぁぁああああ♪♪」 「は、はぁ……」 魔女は消えてしまいました。 「とりあえず、不安もまあ、ありますが乗ってみましょう」 シンデレラは、馬車に乗り、お城へ向かったのでした。。。 Next Story 後編 |
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