ジュエルプリンセスFlash 第2話 過去の記憶に
作者: 夏姫 みの   2009年09月10日(木) 20時31分56秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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――生徒会室


「……桃奈ももな
「あら、呼び出した本人が遅れるなんてね」

 ようは昨日、電話で桃奈に連絡をしたのだ。それは……誰にも話せないことだから。

「委員会で遅れた」
「まあいいですわ。座りましょ。そして…」
「ああ、話す」

陽と桃奈は一人用ソファーに座った。

「……鳴課なるかはココにいる」
「そう……やっぱりいるのね」

2人共、悲しげな顔をした。

「それに…」
「ま、まさか!!」

桃奈は大声を出す。その声は、生徒会室全体に響く。

「……わかってるか。桃奈は」
「ええ。日向ひなたくんが、これから言うことも知ってますわ」

桃奈は驚いた顔から真剣な顔になった。


















「……危機が迫るかもな。姫様プリンセスに」















「珍しく「姫様」って言うのですわね」
「悪い?」
「いいえ。でも、先ほどおっしゃってたことは……















本当にそうなるかわかりませんわ」



桃奈は目を閉じる。陽は驚く。


「――わからない?」
「確かに、それもそうですが本人の気分…いや、気持ちで変わるかもしれません」
「それもそうだな……」

陽は考え込む。




「でも、結局は日向くんのほうが正しいのかも……ですわね」











「…………」



 短い金髪をした少女は、生徒会室のドアを開けようとしたが、陽たちの話を聞いていた。




「……そっか。貴方は…
































































確かに過去あの頃の日向くんなのね」








                                             つづく
■作者からのメッセージ
夏姫ですー^^ 第3期になって初登場、鳴課ちゃん!!

第2期では、ぜんっぜん出してなかった鳴課ちゃんですが、第3期は深く関わってきますー。もしかしたら、物語の鍵を握ってるのは鳴課ちゃんかも!! ……しれないww

とりあえず、だんだんお話が進んでいくにつれて「重要な人物」となっていきます。
ですので! 鳴課ちゃんをよろしくお願いしますー!

そして、ジュエルプリンセスもよろしくお願いしますますー!!

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