見習い勇者番外編〜それぞれの番外編〜
作者: 真佐人   2009年06月20日(土) 02時35分45秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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魔王の場合


これは、まだ世界が魔王に支配されない昔の話・・・
ここは、樹海の奥深くこの場所に魔王と呼ばれた者がいました



「ふ・・・我、復活せり・・・この世界を闇に陥れる為に蘇ったのだ!」


その者は、魔王と言って、唯の変人でした


「こら!誰が変人なのだ!我は人々の暗黒の感情が生み出した者、この世を支配する為に生まれたのだ!」


え〜?どうみたって変人ですよ?きっと街中とか行けば
何こいつ〜?馬鹿みたい〜とか言われますね?うんうん


「お前・・・いっぺん滅んでみるか?」


いやいや私がいなくなっちゃうと貴方はこの先、進まなくなって消滅しちゃいますよ?それでもいいんですか?


「う・・なら黙ってろ!」



そう魔王が言うと、いきなり何処から飛来物が飛んできて魔王に当たったのでした
魔王ったら、災難ですね〜



「ぐは・・・魔王と知っての攻撃か?何奴!」


「貴方!いい加減にしなさい!五月蝿くて寝てられなかったじゃないの!」



何かをぶつけたのは、一人の女魔術師なのでした



「何だ貴様!我を魔王と知っての事か?!」


「魔王?何それ?馬鹿見たい!頭おかしいんじゃないの?あ、今のでおかしくなったのか?」



お?早速言われてますね〜、ま、当然ですよね〜



「き、貴様〜許せん!倒す!」


魔王は怒りました、まあ当たり前ですよね〜
魔王は、呪文を唱えると女魔術師に向かって攻撃しました



「暗黒の力によって、貴様に裁きを下す!ダークエンパイアブレード!」



魔王は、手から大きい妖剣を出して、突撃しました


「いきなり攻撃?まあ何だか知らないけど、相手になるわ!はあ!」



女魔術師は、杖を構えると呪文らしき言葉を言いました


「食らいなさい!エターナルジェレイド!」


女魔術師は、魔王に向かって呪文をいいました
どっちが勝ったのかと言いますと、女魔術師の圧勝だったみたいです
弱いですね〜魔王のくせに


「五月蝿い!くそ・・・まだ我の力が戻っないか!」


力って・・・そんなのあったんですか?無かったと思いますけど


「いきなりそっちから攻撃したのが、悪いのよ?まあこれで悪さをしないで
とっとと消えなさいね」


「待て!とりあえず貴様に聞きたい事がある!」



魔王は言いました、一体何を聞くのでしょうね?



「何?」

「何故、貴様はこの場所にいる、ここは樹海、一度入ったら出られないような場所だぞ?」


「私?私はね〜たまたま呪文を間違えてここにいるだけよ、まあ一刻も早くこの場所から離れたいけどね?」


「そうか、なら貴様に用は無い!とっとと立ち去れ!」


「負けたくせに何言ってるの?生意気!」


女魔術師は、魔王をバコバコ叩いたのでした


「き、貴様〜こうなれば!」


魔王は、また何かを呪文を言ったのでした

「我が下僕となれ!マリオネットシアーズ」


そう言うと女魔術師は、術に掛かったらしくこう言ったのでした


「どんな御用でしょうか?魔王様」


「よし、洗脳完了、お前には我が右腕として役に立ってもらう、いいか?」


「かしこまりました、魔王様」


「まず、名前を聞いてなかったな、お前の名は何と言う」


「私は、妖欄と言います、以後宜しくお願いします」


「よし、妖欄、我と共についてくるのだ」


「はい、解りました」


こうして、妖欄は魔王と共に行動する事になったのでした・・・
これは、過去の出来事のお話・・・
■作者からのメッセージ
真佐人です。見習い勇者の番外編それぞれを投稿します。
見習い勇者シリーズは書いていてとっても楽しいです。全く悩まないですらすらと書いてますね、これは、思いついたら即書くって感じです。今は、見習い勇者セカンドを投稿してますので、そちらもよろしくお願いします〜

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