アナザーワールド プロローグ〜威吹灯夜の場合〜
作者: Leaves   2009年05月17日(日) 17時14分15秒公開   ID:7iHDpw6MXjo
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『アナザーワールド』
3年前RS社が公開した大型MMORPG。
それは精巧なグラフィックと特殊仕様が話題を呼び、今や日本一のユーザー数を獲得した。
話題の特殊仕様――すなわちプレイヤーのGM化。
一定以上の力量を持ったプレイヤーに授けられる「帝」の称号。
その称号を手にすればゲーム運営に関わることができるシステム。

「帝」の称号を手にするため今日も冒険者達はもう一つの世界を駆け回る。

アナザーワールド プロローグ〜威吹灯夜の場合〜

「いらっしゃいませ。」
ドアから入ってきた客に、無表情に挨拶した青年―――威吹灯夜。
彼はこの喫茶店、彩(いろどり)でアルバイトをしている。
学校にはあまり行かず、ほぼ毎日働いている。
その理由は、後に語るとしよう。
毎日バイトづけの彼は、最近の流行や話題などには興味がなかった。
しかし、そんな彼が今ハマっているものがある。
それが、『アナザーワールド』
アルバイト中、客の女性に教えられ、興味本位ではじめたのだ。
しかし気がつけば、どっぷりとハマっていた。
バーチャル眼鏡―――RPEも購入し、本格的にプレイしている。

そんな彼のプレイするキャラクター
澪のランクは………帝。
彼は、アナザーワールドをプレイしているユーザー達の憧れる立場に居る。



⇒To Be Continued...

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