そして僕等の日常は。 2幕
作者: 神田 凪   2009年03月30日(月) 20時33分12秒公開   ID:Fpk3UqE6X6I
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前回を踏まえての登場人物紹介。


佐川浩介さがわこうすけ(14) 平凡を極めた男。

佐川祐介さがわゆうすけ(17) 完璧。だけどブラコン。

森崎智弘もりさきともひろ(14) 浩介の幼馴染み兼親友? ドS。








 そんな僕等の日常は。

   〜 佐川家の日曜日 〜








1.挨拶(朝)



「おっはよう! こうちゃんっ、朝だよぉぉぉぉ!?」

「ちっ」

「こうちゃん今枕が飛んできたよ!? それに舌打ちしたのは俺の空耳だよね? ね?!!」


〈明日は目覚まし時計にするか〉








2.両親



ピンクのヒラヒラエプロンをした母。はっきり言おう、似合ってます!!
本当にこの人は何歳なんだろう。見た目は30代いっていないくらい。

「はい、修介さんv おかわり」
「ありがとう陽子さん。いつもおいしいご飯をありがとう」

ニコリと笑う父も同じだ。
二人とも、兄貴と同じくらい美形だ。いや、兄貴が二人のいいところを持って生まれてきたのだろう。

そして未だに新婚気分が抜けていない。

「今日もお仕事頑張ってね」
「うん。陽子さんも家事大変だけど、頑張ってね」
「事故には気を付けてね」
「大丈夫だよ。陽子さんを一人残して死ぬことはないよ」

俺達の存在は認識されていないらしい。

「修介さん・・・」
「愛しているよ」
「私も」

・・・・・・・・・・・・・・・。
果たして、父さんは仕事に向かわなくていいのだろうか。

「こうちゃん、部屋に戻ろうか」
「そうですね」

兄貴と同意見なのがちょっとむかつく。
だけど、こう毎回目の前でいちゃつかれちゃ見ているこっちが恥ずかしい。

というわけで非難します。


〈子供の前ではやめてください!〉







3.疑問



「なぁ、兄貴」

「なんだい」

「父さんって何の仕事してるの?」

「・・・・・・そういえば、何だろう」

「え? 知らないの?」

「いや、・・・昔聞いたことがあったな」

「なに?」

「確か・・・“対した能力もないくせに金のお陰で上に上り詰めた狸ジジィ共をどうやって下に引きずり落とすか毎日考えるお仕事☆”って言ってたな」

「へー・・・、大変なんだね」

「そうだな」


もう、どこをつっこんでいいのか分からない主人公と兄。

〈なぜ兄貴が俺の部屋にいるのかはスルーで。〉









⇒To Be Continued...

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