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異世界大戦記〜その3〜
日時: 2009/08/21 22:21:14
名前: カイナ

カイナ「後一つで過去ログ送りになるのに次がないのは流石にやばいと思ったので真に勝手ながら僕がスレッドを出させてもらいます」

カイ「少し本格的になってきたネクロス・グループとの戦い」
カノンノ「一体この大会はどうなってしまうのか?」

カイナ「それでは、[異世界大戦記〜その3〜]」

カイ・カノンノ「「スタート!!!」」
カイナ「台詞取られた……」

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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.98 )
日時: 2009/09/21 20:32:31
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ネクロス「ハアアッ!!!」
氷牙「せやああっ!!!」

ガガガガガガガ…!!!!!!!

剣と槍。目にも留まらぬ速さで二つの武器の衝突し合う音が周囲に響き、同時に生じた魔風が吹き荒れる。

ギィィンッ!!!

ネクロス「…ふむ、確か情報では[護りの氷牙]という異名を持っていると聞いたが…攻撃も見事だ…。」
氷牙「守りってのは、ただ防ぐだけじゃねえ…!!」
ネクロス「確かに…。それに先の[自称断絶]…あれはかなり高度な技術だろう…?会得にはどれほどの修練をかけただろう…(さすが、皇牙の息子だ…。そういう所が父親によく似ている…。)」





勇輝「…す、すごい…!!」
章悟「…さすがに、目で追い切れない速さで…攻めている…。」

ルイギ「うお〜…、やるなぁ氷牙の奴…。だが、そう簡単にいくといいがな…?」
シェリー「…?」

ルイギの言葉に首をかしげるシェリー。

ルイギ「…実はネクロスの技量は凄まじくてな…、戦闘中であろうと相手の技能…つまりは技すら戦いの中で会得しちまう…。(確か、[肉体]を司る邪神の能力の一つだとか聞いたが…[古の三邪神]って事は、あいつの他に二人いるって事だろうな…。)」





一方、闘技場のある次元世界とは別の異空間………

二つの影が、次元の裂け目からその戦いの様子を見ていた。

???「…くくく、とうとうネクロスが動いたか…。戦えなくなった手駒など、捨て置けばいいものを…!?」
???「奴は、余りにも長く異種族と接し過ぎた…。昔ではあり得なかった[情]などが心の中に芽生えたのかも知れん…」
???「…はっ、我等[三邪神]の中で奴は我より上…つまりは[二番目]の強さを持つ邪神というのに…!!あらゆる命を吸い尽くし、奪い尽くし、己が糧にする事で絶望・恐怖を与えるのが奴の…[肉体]の邪神の役目だというのに!?何故、先の人間どもの命を吸い尽くさぬ!!何故、殺さぬ!!!我の能力は死んだ者の魂でなくては発動せんのに…!?」

???「…まあ、我はすでに力を取り戻している故いいが…貴様はどうなのだ?グァルゾディアよ…」
グァルゾ「ふん…、都合よくあの人間どものいた[物質界]の近くにある霊体―[虚(ホロウ)]や[大虚(メノス)]等の生息地があるのでな…?そこへ我が選りすぐった精鋭で攻め落とし、支配する。…もちろん、そこに自分の配下を創り出しているとある死神の所有物の一つも頂く…!!!…邪魔な者達は元いた世界に送り返すか、始末するかだが…な?」
???「…そうか、[虚圏(ウェムコンド)]の現支配者にして、元護廷十三隊の隊長格…[藍染惣右介]の持つ[あれ]か…。今の時代にあれ程の超物質を創れる者がいるとはな…?」

グァルゾ「どうせ、ネクロスはこの戦いで負けを確信している…。だが、我が解せないのは…我等を封じた[初代四聖獣騎士]の息子の、[元服]を親の代わりに果たそうという考えだ!!!その時点で最早、奴は邪神ではない…!!…さて、そろそろこちらも向かう事にする。貴様もいずれは、四聖獣騎士達と戦うのだろう…?我等の中で最強の邪神―[邪神王ベルム]よ…。」

ベルム「…まあな…。どのみち貴様が奴等に敗北して、この我に[吸収]されるという運命は決定済みだが…」
グァルゾ「ふん、[虚圏]と[例の超物質]…この二つと我が能力が加われば、我は無敵となる…!!そうすれば貴様に吸収される事なく、逆に奴等も全員殺してその魂を…我が精鋭として生まれ変わらせる為の材料にしてくれる…。それで、全ては終わる!!この我、[暗黒神グァルゾディア]の手で!!!」

ベルム「…では、今度会う時は貴様の死期でない事を祈ろう…と言って貰いたいか?」
グァルゾ「五月蝿い!!…我は負けぬぞ…、そして貴様に吸収される事なく奴等に勝ってみせる…!!!」

そうして二つの影は裂け目を閉じて別々の方向に移動し、消えていった。
いずれ、二人の属性魔王神と四聖獣騎士…そしていつか彼等と合流するであろう[時空の勇者]と異世界の戦士達との壮絶な戦いを繰り広げるだろう…。

この戦いは、その為の序幕に過ぎないのだから………。





忠「…ちなみに、グァルゾディアや彼の精鋭[ネクロム・ナイツ等の紹介はちゃんと書きますので…。孝さんにバトンタッチ!!」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.99 )
日時: 2009/09/22 22:46:50
名前: ミクトラン二世

同時刻


ギン、ギン、ギィィィン!!

六SF「そらそらそらぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
星ヴィ「はっ!せりゃ!とりゃぁ!!」
ザン「ぐ・・・・・ッ!!」
隔離フィールド内では六星王とヴィヴィオがザンビレオを押していた。
ザン「クソッ・・・・!何故だッ!!何故勝てないッ!!私は王の力を手に入れた!!だが何故勝てない!!」
六SF「・・・・教えてあげるよ」

ドシュッ!!

ザン「ガッ・・・・・!」
ザンビレオの隙を突いて、六星王は彼の腹に太刀を突き刺す。
六SF「君は少し勘違いをしてる。一つはそのライドアーマーは唯の囮用、だから弱い。2つ目・・・」

ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!!

ザン「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・!」
そのまま六星王はザンビレオを振り回し、太刀ごと上空へ放り上げる。
六SF「王の力を持ってるのはそれじゃなくて僕らなんだよ?」
そういって六星王は呪文を唱え、火の玉となると、ザンビレオに突っ込む。
六SF「砕けろッ!!烈火ッ!!鳳凰天承斬ッ!!」
そして六星王は火の鳥となり、ザンビレオを貫いた。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.100 )
日時: 2009/09/23 22:17:58
名前: ミクトラン二世

ザン「な・・・・何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!私は!!私は負けてはならないのだッ!!私はクァルゾ様から力を貰ったのにッ!!私は!!そう!私は最強なのだ!!ここで負けるなど・・・・」
六SF「・・・うっさいなぁ・・・」
上空にて腹を貫かれても未だに絶叫するザンビレオに六星王はその声をさえぎるように言い、背中に太刀を背負うと、両手を天に差し伸べ呪文を唱える。その下ではヴィヴィオが同じようにザンビレオに両手を向けていた。
六SF「・・・焦熱たる閻魔の焔よ・・・・今ここに集い我が剣となりて罪深きものに捌きを・・・・・!」
聖ヴィ「これの技は二人のママと師匠から受け継いだ力だよ・・・・!」
ザン「やめろ・・・!やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!」
六SF・聖ヴィ「「之が己が罪を浄化する光ッ!!グランド・ジャッジメント・バァァァァァァァァストッ!!!」」

ザン「ぎ、ぎゃあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」

キュゴォォォォォォォォンッ!!!

そしてザンビレオを地獄の業火と桃色と雷の合体した浄化の光が包み込んだ。

グランド・ジャッジメント・バースト・・・・フォルテのインフェルノ・ブレイザーとヴィヴィオのブラスト・カラミティが融合した合体奥義で、之一発で半分本気になった氷牙の奥義と相殺できるくらいである。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.101 )
日時: 2009/09/25 00:42:42
名前: 孝(たか)

氷牙「ふんっ!ぬんっ!デェアアアアッ!!」

右手のエクスカリバーで縦に振り降ろし、左手のルミナスアークで横薙ぎに薙ぎ払い、その後で二本同時に左から右へ横薙ぎに払う。


ネクロス「むっ!くっ!ハアアアアアッ!!」

エクスカリバーの縦切りを半身になって回避、ネビロム・ウェポンでルミナスアークの一撃を払い、二本の横薙ぎをネビロム・ウェポンを縦に振り降ろして叩きつけるように防ぐ。


氷牙「まだまだ!!!」

最後の一撃を叩きつけられた反動を利用して地を蹴って武器を軸に両足からの踵落とし!!


ドゴッ!! ピキキ…

ネクロス「ぐおっ!?」

まさかの反撃に兜に罅が入る程の一撃を受けたネクロス。

踵落としを放った直後に、掴んでいた武器を逆手に掴みなおし、地面から引き抜く反動を利用して柄尻で突きを放つ!!


ネクロス「ぬおっ!?」

しかし、辛うじて左手で払い、軌道を反らす。

氷牙「ちっ!?武装解除!武装錬金!」

ガシンッ!ガチンッ!

氷牙「拳爪の武装錬金・金剛神鉄拳爪刃!!」

ネクロス「(爪だと!?まずい!!)」

氷牙「疾風怒濤!!!」

何度も何度も拳爪を振るい、真空刃を怒涛の如く発生させる。


氷牙「ウオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

ネクロス「クッ!?」

なんとか避けてはいるものの、かすり傷が徐々に増えていく。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.102 )
日時: 2009/09/25 14:32:35
名前: 忠タロウ+その他の皆様

勇輝「…す、すごい…!!」
章悟「これなら…もしかすると…!?」

勝てるかも、と頭の中で考える勇輝達。だが…

ネクロス「おのれ…!!ネビロム・ウェポンズ=サウザンズ・ソード!!!」

ネクロスは片手を空中に向けて、自らの魔力で千本の禍々しい剣を造り出した。そしてそれを、氷牙に向けて……

ネクロス「降り注げ!!!」

ビュビュビュビュビュ…!!!!

氷牙「ぬうっ!?」

ズドドドドドドドドド…!!!!

次々と氷牙に降りかかる千本の剣。地に刺さるもの、氷牙の武装錬金で防がれ砕けるものなどがあった。

ネクロス「三度(みたび)…ネビロム・ウェポンズ=サウザンズ・ソード…!!そして、集約せよ…」

ネクロスはその隙に、最初と同じ方法で千本の剣を集約させたものをもう片方の手に持ち、二刀流の構えを取る。

ネクロス「…これで終わりではない筈だ…。初代白虎の拳士の息子ならな…?」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.103 )
日時: 2009/09/25 16:41:35
名前:

氷牙「…………フザケルナヨ…俺の父上が白虎の剣士だから何だってんだ!?」


激昂する氷牙。


氷牙「俺のこの力は俺の父上が皇牙だからではない!俺が、俺であるからこそ手に入れた実力だ!俺は、守りたい奴らの為に力を手に入れた!貴様のような下等な物言いで、俺を推し量るなど…無粋と知れ!?」


氷牙の魔力値が激増した。


肉眼で確認できる程の溢れる魔力は蒼く煌めいていた。


ネクロス「(あの輝きは……いかん!?)」

ネクロスは浮遊魔法ですぐさま上空に逃れた。


氷牙「闇に染まりし魂よ…我が声を聞き、我が手に宿れ…凍える大地の死せる力、今こそ汝が残されし力の根元…解放せよ。漆黒氷河の大海嘯!!(ダークフリーズ・ダイダロス)」


闇色の吹雪がネクロスを追い掛ける。

ネクロス「くっ!?」

ネクロスは追い付かれぬようにスピードを上げるが…

ネクロス「何!?」

氷牙「極竜撃!!」


氷牙流の竜王撃。
プリエから習った竜王撃を自分流にアレンジを加えた物で、空中戦に特化している。


氷牙「ダダダダダダダダダダダッ!?」

右、左、右、左と連続的に何度も殴り、途中で膝蹴り、ローキック、ハイキック、中段連続蹴りなど、多種多様な打撃戦を与え、後ろから追い掛けて来た漆黒氷河の大海嘯に蹴り当てる。


ネクロス「ごっほぉ!?ぐおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」

漆黒氷河に包み込まれ、乱回転し、肉を抉られ、そから凍結していく。



氷牙「ハアァァァァァァァァッ………」

地面に着地し、姿勢を低くし、両手に魔力を溜める。


氷牙「黄昏よりも昏きもの…血の流れより赤きもの…刻の中に埋もれし、偉大なる汝の名において…我と汝が力以て…等しく滅びを与えんことを……我が内に眠りし氷の龍よ…今こそ目覚め、彼の者等に断罪を…龍の咆哮(ドラグスレイブ)+氷龍突破(ブリューナク)…氷龍の咆哮(ブリューナクレイド)!!!」

氷の超大宝剣をネクロスに投擲。

因みに、直径20メートル級の超大宝剣。


ネクロス「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ガシッとネクロスはそれを凍りかけた両手で受け止めるが、感覚が麻痺し始めているため、止めきれずにブリューナクレイドの剣先が腹に刺さる。

ネクロス「ぐうぅぅっ!?」

フェイロン「ネクロス様!?」


流石に、貫通はしなかったものの…ダメージが半端ない。


氷牙「………」

氷牙はネクロスに向けて腕を挙げ…

氷牙「爆ぜろ」

パチーンッ

小気味のいい音を立てて指輪ならす。


チュドォォォォォォォンッ!!!!!

ブリューナクレイドが水蒸気爆発を起こした。

ネクロス「が……あ………」


ネクロスが煤け、ボロボロの状態でゆっくりと頭から落下していく。


フェイロン「ネクロス様ぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

涙を流しながらネクロスの名を叫ぶフェイロン。

ネクロスが一瞬、フェイロンの声に反応するが、体の自由が利かない。


氷牙「終わりだ………」

再び核鉄を巨槍ルミナスアークに換え、魔力を送り込んでエネルギーランスに変貌する。

武藤カズキのサンライトハート+参照。


氷牙「シューティング………ペイルライダー!!」

初速から光速で突進し、ネクロスを貫く為に技を放つ。

100メートルの距離を将に一瞬で駆け抜けた!


氷牙「トドメだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


フェイロン「や………やめろーーーーーー!!」

フェイロンはネクロスと氷牙の間に割って入ろうと駆け出す…間に合わないと思いつつも…


ドシュッ!!!!!


そして、氷牙のルミナスアークが………を貫いた。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.104 )
日時: 2009/09/25 17:39:31
名前: 忠タロウ+その他の皆様

勇輝「……っ!!!」
絵美里「ぎにゃ〜っ!!?」
修治「うっぎゃ〜っ!!?」
章悟「……っ!!」

その光景を見た勇輝達は、その凄まじさに驚愕の顔色を露わにした。

ルイギ「……まあ、今までやって来た行いのツケが…今になって出たっつう訳…か。」
シェリー「……うう…、氷牙…怖い…!!」

テンバ「あわわ…あんさん、いくら何でもそないな残酷シーンはあかんて!?10歳のお坊ちゃんらにトラウマ植え付け…」

鏡夜「黙ってなよ、君達。…燃やされたい?…それに、あれでもネクロスは死んでないよ…。(腐ってもさすがは邪神…、あの重傷の身で氷牙の技から急所を避けるとはね…?でも、その命も最早風前の灯火かな…。)」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.105 )
日時: 2009/09/25 17:55:17
名前:

ネクロス「フェイ…ロン?」

フェイロン「う……ぐ…」
ギリギリ……本当にギリギリの差で二人の間に割って入ったフェイロンの右わき腹を貫き、軌道にズレが生じ、ネクロスに致命傷を与える事が出来なかった。

氷牙「貴様……邪魔だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


氷牙はルミナスアークを引き抜き、貫いたフェイロンの傷を横から蹴り飛ばした。


フェイロン「がっ!?」


フェイロンは痛む傷を蹴られ、激痛に意識を失う。

激痛で苦しむくらいなら意識を刈り取ろうとした氷牙の慈悲か?


氷牙「今度こそ!」

ガキィィィィンッ!

氷牙「き、貴様等ぁぁぁぁぁぁっ!!!」


ガルゼム「…………く……ぬ……」

ギチギチと音を鳴らし、氷牙のルミナスアークを止める。

鏡夜「………邪魔をするなと言ったはずだ」

ガガガガガガガガガガガガッ!!!

ガルゼム「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」

鏡夜「氷牙……もう、氷牙の邪魔はさせない…」
氷牙「………」


鏡夜がついにキレた。
愛染&凱亜を構え、臨戦態勢をとる。

氷牙は鏡夜の手助けに感謝し、ふらふらと立ち上がったネクロスを睨みつける。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.106 )
日時: 2009/09/25 19:43:45
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ネクロス「……ぐううっ!!…ハア…ハア…、貴様ぁ…!!よくも、フェイロンを…(…いや、これではダメだ…!!)」

氷牙「次こそは…お前を殺す!!!」

ネクロス「……この姿を見て、皇牙は何を言うだろうな…?己が息子の…憎しみに囚われている姿を見て…。」

氷牙「…貴様、こんな時に親父の名を、軽々しく口にするなぁっ!!!」
ネクロス「…これでは…、[元服]の儀は…果たせられんな…。両者が憎しみに囚われている様では…皇牙への…罪滅ぼしはできん…!!!」

ルイギ「…おいおい、そんな話…俺がネクロス・グループにいた頃には聞いた事もねえぞ!?」

スティル「…俺も、そこまでの話は社長から聞かされてない…。」

スミヨシ「…全く、早まった真似を…。まあ、気絶に留めたのは正しい判断だ。…あの属性魔王神のせめてもの慈悲に…感謝しろ、フェイロン。スミヨシ流手術(オペ)真拳…」
フェイロン「…う…しゃちょ…う…」

ガルゼム「…社長は我等の様な半人半魔や異能者達にとって、拠り所なのだ。人間の輪にも魔族の輪にも入れず、苦しんでいた我等を拾ってくれたのだ…!!お前達も、竜王族と天使のハーフならば…」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.107 )
日時: 2009/09/25 20:22:48
名前:

氷牙「だからどうした!?ハーフだからなんだ!そんなくだらない事で、貴様等は多くの犠牲を出したと言うのか!?なにが元服だ!?何が罪滅ぼしだ!?貴様が罪輪償えば、父上達が帰ってくるとでも言うのか!?」


氷牙は怒りに我を忘れかけてはいるが、その瞳からは涙が流れている。


氷牙「帰っては来ない…あの日…父上も、母上も…友も…あの日!あの日に暴走した"僕"のせいで!輪廻からはずれてしまったのだから!!」


今、氷牙は気付いていない。
自分の事を僕と称した事を……自分が、今退行しかけている事も…


氷牙「僕は…僕は………あの日みんなを食いつぶしてしまったんだ!?肉体も、魂も…全て亡くなった!僕の体質のせいで、二度と現世には戻れない!転生も出来ない……貴様と…僕のせいで…そんな貴様に……罪滅ぼしなどという偽善を…僕にするなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?ウワアァァァァァァァァァァッ!?」


子供のように泣き叫びながら、ネクロスに切りかかる氷牙!


氷牙「ウワアァァァァァァァァァァッーーーーーーーーーー!!天魔!龍星剣!!」

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