しゅごキャラ!キュンキュン 第十七話「結集!ラグビー大好きクラブ!」
作者: My heart egg   2015年12月01日(火) 12時55分21秒公開   ID:PuRXXw6Teqs
しゅごキャラ!キュンキュン17

第十七、十八話限定の登場人物。

木戸進次  聖騎士学園男子中等部1年F組。
      藤田健のことを「フジケン先輩」と呼び尊敬する。
      ラグビーに大変興味を持つ。

古畑翔太郎 聖夜学園中等部1年月組。
      天本真と仲が良く、よくラグビーのことについて彼と話す。

友村元   聖夜学園中等部1年月組。
      彼も真、翔太郎と仲がいい。

河野正   聖騎士学園男子中等部2年F組。
      クラスの中では成績優秀で、話し友達も多いサッカー部員。

新田竜一  聖夜学園中等部2年月組。
      正とは幼馴染。聖夜学園のエースストライカー。

生田渡   聖騎士学園男子中等部2年F組。
      大きな夢を抱くバスケ部。成績で悩んでいるが、友達も多い
      ため、あまり気にしないタイプ。

第十七話「結集!ラグビー大好きクラブ!」
光輝にとって八〜十月はとても退屈な日々の連続だった。夏の始めに歌唄が久しぶりに学校に行ったのを聞いて驚いたぐらいだ。歌唄からはいろいろ楽しい話を聞けたからその日は退屈しなかった。同時に光輝には懐かしの友達に会いたいという感情が浮かんだ。幸い今日は部活も無いため、光輝はその友達に会いに行くことにした。まずは連絡を取ることから始めようと思った光輝は彼に電話をかける。相手はすぐに出てくれた。
健「もしもし、藤田です」
光輝「健くんだよね?久しぶり!」
健「光輝!?マジで!?久しぶり〜!なんかあった?」
光輝「いや、久しぶりに会いたいなぁって思って、今日って空いてる?」
健「今日は……あ、仲間とラグビー観戦に行こうかなぁって」
光輝「ラグビー観戦!?面白そう!」
健「良ければどう?友達からラグビーについて教わったばっかりだし、皆で観戦したらもっと楽しくなりそうだね」
光輝「わかった!じゃあ今から向かうね。場所は?」
健「市のラグビー場だよ。待ってるよー」
光輝「なるべく早くそっちに着くようにするね」
光輝はそう言って電話を切った。久しぶりに会う友達とラグビー観戦とはなんと楽しいことだろう、光輝はそう思いながら出かける準備をし、ルンルン気分で家を出た。
ここまでは良かった……後から後悔した。ラグビー場は意外と近くにあったので良かったが、そこで待っていたのは久しぶりに会う友達と見たことのない人達だった。
渡「おいフジケン、誰か来たぞ」
健「どうした渡?あ!光輝!久しぶり!」
光輝「……あ、健君…久しぶり…」
健「ん?どうかした?」
光輝「いや、すごい人達と友達なんだねって思って…」
進次「フジケン先輩、この人誰っすか?」
健「あぁ、俺の友達の日黒光輝君」
渡「見ない奴だと思ったら、お前の友達かよ…」
正「君、学校どこ?」
光輝「聖夜学園、ですが…」
進次「聖夜学園!?ってことは真を知ってるっすか?」
光輝「はい、僕の友達だけど…」
真「俺がどうした?光輝」
光輝「真!お前もここに用事があ」
進次「真!!久しぶり!」
真「進次、久しぶりだな。あ、そうだ、後ろから来てるの誰と思う?」
進次「え?あの二人?」
進次はその先を見る。そこにはたくさんの袋を持った体格のいい少年と、こちらも体格がいいが、少しの袋しか持っていない少年がいた。
進次「元!?それに翔太郎!?うわっ、めっちゃ久しぶりな奴ばかりじゃん!!」
元「オッス、進次。久しぶり」
翔太郎「…やあ、久しぶり…(重い…)」
真「翔太郎遅い、その袋の中には俺のおやつだって入ってるってことを忘れたのか?」
翔太郎「ああ、ごめんね」
真「ごめんじゃなくて?」
翔太郎「……すいません」
真「…まあいいよ。えっと後は航一か…」
進次「そういえばまだっすね」
航一「お待たせー、ってフジケンもいるの?」
皆「遅い!!どこ行ってたんだよ!!」
航一「ごめん、屋台でおいしい物を買った後にすごい人に出会っちゃってさ、聞いて驚くなよ?あの有名なラグビー選手、霜月三郎選手に会ったんだ!!」
元「マジ!?ちょっと追いかけようぜ、進次、翔太郎、真」
そう言って、ラグビー好きの五人は屋台のある方へ向かった。新田、河野、生田の三人も彼らと一緒に行った。残ったのは健と光輝の二人だった。
光輝「……とりあえず」
健「観戦席を取ろうか」
こうして二人も歩き始めるが、その後ろで光輝を呼ぶ声が聞こえた。そこで光輝は意外な人物に出会うのだった…
■作者からのメッセージ
皆さんお久しぶりです!作者のMy heart eggです。
今回はラグビーを取り入れた小説を書いてみました。
話題の男女ラグビーがリオオリンピックにも行きますし、面白いかなと
思って書いてみました。読んでくれたら幸いです。次回もお楽しみに!

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