ハードな学園生活!8!
作者: アルミ缶   2009年10月28日(水) 20時44分37秒公開   ID:ov6RKaAr3rc

〜家〜


「歩!高校で友達できた?もちろん小雪ちゃん以外で。」



「うっ・・・・。できたよ・・・・多分・・・・。」




「じゃあ今日家につれてきなさい。」


「はぁ!?」

母と歩のどーでもいいような会話


しかし歩は地球最後の日みたく過酷な会話だった






〜学園内〜



「小雪ぃ〜、あたしどうすればいい?」


「え?・・・あぁ・・・勇人くんたちとか?」



小雪はこのごろ元気がない


「勇人ぉー??まぁ・・・仕方ないか・・・。」





結局勇人は決まった






〜勇人に会いに行く〜


「勇人、一生のお願いだ。」


「お。なんだよ、改まっちゃって。」


「今日家に来い。」



「はっ!!!??」





勇人は固まる



(アユムの家だとぅおおおおおぉ!!俺にしちゃぁ願ってもないチャンスだが、罠だったらどうするっ!(←馬鹿)しかしここは行かんワケにはいかないっっ!!」



「行くっ!俺は行くぞ!」


「え?マジで?まぁ一応ありがとう。」



勇人が心の中で喜びを堪能していると・・・


「俺も行っていい?」


澪がまたもや首を突っ込んできた


「うん。多いほうがいいしな。実はさー母親がさ、友達連れて来いって言うんだよ。」



「ちょっとまてぇー!!!俺だけじゃねぇのかよ・・・。」


勇人が一気に痩せたような気がした



「後は誰にしよっかな〜?男だけじゃつまらないよね・・・・。」







「あたしっ!行くぅうー!!」



後ろにいたのはあきだった


「(びくっ!)いつからいたんですかっ!!!」






まぁそういう流れで勇人、澪、あき、小雪が参加することになった





「すごいことになりそうだな・・・。」






〜家〜


「えぇ!歩に小雪ちゃんも合わせて4人も友達できたのー!!あんたもやれば出来る子なのね・・・!」


「どういう意味だ・・・。」





「アユムのお母さーん!俺をよろしくぅー!」


「おじゃまします・・・。」


「歩ちゃん、すごいいい後輩なんですよー!!」



「あらあら。みなさんもこれから歩をよろしくね。」



「「「はーい!
   はい・・・。
   OKでーす!」」」



「・・・・。」



小雪だけが元気がなかった



その様子を歩は気づいていながら声をかけることができなかった





〜一時間後〜


みんなでゲームをすることになった



カーレースのゲームだった



歩は競争系のゲームが大好きだったので

勇人と澪とゲームで盛り上がってしまっていた






「・・・・・・。」



「小雪ちゃん、どうしたの?」


「あき先輩・・・。」



2人は隣同士で座りあう


「・・・私、澪くんが好きなんです・・・。」


「・・・!」



小雪は体育すわりをした


「でも・・・澪くんは歩の方が好きみたいなんです・・・。」



「・・・。」




「どうしよう・・・。歩は私の大事な友達なのに・・・・。」



「・・・小雪ちゃん・・・・・・・。」




「私っ・・・!歩に嫉妬してる・・・!」



小雪は泣き出した


しかしゲームの轟音がすすり泣きをかき消していく







「私っ・・・・・こういうときどうすればいいんですかっ?友達が・・・・敵になっちゃうような考えをやめようとは思ってるけど・・・・・私は澪くんが好きなんだもん・・・・好きなんですもん・・・・。諦められないし・・・・でもっ・・・!歩も好きっっ・・・・・!」



あきは無言で横から抱きしめる


「あき先ぱ・・・・。」






「簡単なことよ・・・・。あなたが友達を・・・歩ちゃんを好きでいればいいの。そして澪も好きでいる。本当は恋と友情って同じフィールドじゃないのよ?そのフィールドに2人が入ってきてしまうというのはただのその人だけの思い上がりなのよ・・・?恋はね、本当はとても孤独なことなのよ・・・・・。」





「あき先輩・・・・。うわぁああ〜ん!!」



小雪はあきに泣きついた



「よぉーし泣け泣けぇ!今は音が大きすぎて何も聞こえないからっ!」



歩はその後も車のゲームに熱中していたところ

終わった後にすごく小雪が明るくなっていたので


不思議に思っていたとか・・・・・・・








(小雪って気分屋だったっけ・・・?)








■作者からのメッセージ
よかったー!!

小雪!強く生きろぉー!!

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