最強五人衆!3!
作者: アルミ缶   2009年11月03日(火) 19時26分50秒公開   ID:ov6RKaAr3rc



〜放課後〜


「暇だな〜、何する?」


そう言って机に足をあげるのはメグ(鳥居 恵)。


不良みたいなクールさが出ている。



「みんなで買い物行かない〜?服屋とか〜。」


頬に両手を当てながらうっとりしているのはオカユ(石岡 百合)。


うぬぼれている感じが出てます・・・。



「オカユの買い物に付き合うのって荷物持ちと同じだよね〜。」


机の上にあぐらを掻いて笑っているのはリョージ(沢村 良子)。



スカートにも関わらずあぐらを掻く恥じらいのないお気楽さが見た目でわかります。


「それについて提案なのですが、今日私の家で勉強をしませんか?」



この落ち着いた声はマイマイ(遠藤 舞)。


この何とも周りの人は落ち着きがたい感じが個性(?)である。


「・・・でも私たちみたいな凡人がマイマイの家に行ってもいいの?(ブツブツ)



ブツブツって隅っこで呟いたのはピューターさん(鈴木 アヤ)。


相変わらず暗いっす。




それにしてもそうだ。



マイマイの家はとんでもないお金持ちで凡人が入ってもいいところではない。



「いいんです。もう母上と父上には許可は取りました。」





「よしっ!」



メグは立ち上がる



「決まりっ!今日はマイマイの家に行こ!」



「やったー!お姫様になれるのね〜っ!」


オカユが飛び跳ねてます。



「お姫様じゃなくてお嬢様でしょ〜?」



リョージが首を傾ける。



「いや、なれないし。つーか、お姫様とお嬢様って直す所が微妙なんだよ。」



メグが冷たいツッコミを食らわす。



「防犯システムは?(ブツブツ)」



「ありますけど、言うとおりにすれば死ぬことはまずありません。」



(いやいやいやいやっ!死ぬこと以外は何かあるのかっっ!!??)←メグ






〜マイマイの家〜



「おっきぃ〜!!」


オカユが大袈裟に言っていると思っているみなさま。


これは大袈裟でもありません。



すごくでかいんです。(いやマジで。)



「着いてきてください。」



マイマイはズンズン進んでいく。



なんかみんな、念のため一列に進んでます。



ピューターさんは自前のパソコンをいじっている。



「ピューターさ〜ん。何してるの〜?」


リョージは興味シンシンにパソコンの画面を見る。



「・・・この先に防犯システムがある。」



「「「え!!?」」」


「よくわかりましたね。(ちっ。)」



え?なんか今舌打ちらしきものが・・・。




「教えるつもり、なかったとか?」


思い切ってメグはマイマイに聞いてみる。



「い、いいえ。そ、そんなことはありません・・・。」



(隠そうとした感じが否めねーーーーー!!!)



思いっきり動揺しているマイマイ。



「ピューターさん、その防犯システムって〜?」



オカユがピューターさんに真剣に聞く。



「教えて欲しい?(ブツブツ。)」


ピューターさんは不気味に笑う。



「えぇ!教えろよぉ!」



「どうしよっかな〜??(ブツブツ。)」



「教えないと痛い目見るわよ〜♪」


ピューターさんとオカユとリョージが何やらはしゃいでいる。



(なんだ?この・・・修学旅行の寝るときに好きな子とかを教えあうノリ。)




「あそこから二酸化炭素に反応する防犯システムが始まります。」



マイマイは前を指差す。


「どうすればいいの?」



メグはマイマイを見つめる。



「・・・息を止めてください。ちょうど・・・あの柱まで。」



「あそこまで!!?」



いや、けっこう遠い・・・・。



「走ったほうがいいんじゃない??」



オカユが首を傾ける


「いいえ。走ると自然に息が漏れます。歩いていきましょう。」





トコトコトコトコ



「・・・・。」



トコトコトコトコ



「・・・〜っ。」



トコトコトコトコ



「・・・むぐぐぐぐっ!」












「「「「ぷはぁっっ!!!」」」」





4人は(マイマイ以外)息を吐いてしまった。









『防犯システム・・・始動!!』




びーっ!!




なんかレーダーみたいなの来たよ!??




「みなさん!走ってください!当たらないように!なるべく固まらないで!!」



あのマイマイがリーダー見たく指示を出している。



か、かっこいい・・・。



って、そんなこと言ってる場合じゃないよっ!!





みんな、前に進むとか関係ナシにレーダーを避けている




「マイマイッ!これって当たるとどうなるの!??」



「溶けます。」




「何が!!???」






「氷。」





「(氷が溶ける程度)温かいだけやないかいっっ!!!」







でも当たったらどうなるかわからないので5人は逃げ続けた。





そしてオカユが当たってしまった。



「ああああああっつうぅぅぅううううううう!!!!!!」




(リアクションきつっっ!!!)





他のメンバーも体力がなくなり当たってしまったが



何か結構温かくて気持ちよかった・・・。




「オカユ、リアクションでかいよ・・・。」




■作者からのメッセージ
防犯システムの意味ないじゃんっっ!!!


・・・なんて、自分でツッコンでみたりして・・・

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