ルーチェ・フィーロ #9♪優しき者も妬まれて候
作者: 南田 恵理   2009年12月01日(火) 17時25分42秒公開   ID:Ee3yYWMigJ6
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シュバイツァ「今日は本当にありがとうございました!」


シュバイツァさんはまた土下座



弁当一つでどーも・・・



ゲイル「・・・・元気でな。」


あれ?ゲイルが珍しく帰り際に・・・



気分がいいのかな?



シャディ「さようなら。」


私は笑って手を振った










シュバイツァ「さようなら・・・。」







そして私達はその町を出た



その日の夜

























「・・・あなたがシュバイツァという医者ですか?」



シュバイツァ「・・・はい?」



「あなたの命、お取に参りました・・・。」



その見知らぬ誰かは医者に刃を向ける



シュバイツァ「!!!」

























シャディ「シュバイツァさんとの別れ際に珍しく何か言ったね!気分でもよかったの?」



ゲイル「・・・・・・。」



シャディ「ゲイル?」



ゲイル「・・・最後くらい・・・な・・・。」



シャディ「・・・・。」




























ザリッ・・・


砂利の音が響く


そこに倒れている男


眼鏡が割れており

体から血を流している




シュバイツァ「・・・俺、死ぬのかな・・・・・・?」


シュバイツァは笑った



シュバイツァ「最後にいい思い出できたから・・・いいか・・・・・。」





そこには雨が降ってきた



まるで何かをかき消すように・・・・
■作者からのメッセージ
今回はある優しい医者のお話です!

普通はお金がかかっていなくても
お金を取るんですよ・・・この物語の世界の世の中は・・・。

でもいい人ですからね・・・

ちなみにシュバイツァを殺した人は
シュバイツァを恨んだ人です。

以後の小説に関係はありません・・・・。(説明不足でごめんなさい)

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