シンデレラ 〜私のスクールデイズ編〜 | |
作者: 菜月 みの [Home] 2009年11月21日(土) 13時47分21秒公開 ID:I3pQytENAQc | |
「まあ、月が綺麗です〜」 今日は、とっても綺麗な満月。 「さーてと、かぼちゃ収穫しないt…」 「すいませーん」 「へ?」 結は振り向いた。するとそこには、可愛い可愛い「魔法少女」がいるじゃないですか。 「かわゆーい!! 男の子とは思えない!!」 「あ、そ…そうかな?」 「うんっ(>∀<)」 「少女」ではなく 「どうしたんです? その格好」 「あの…女の子から着せられてしまって」 「 「まあ、仕方ないですよね。これも」 「アハハ…」 結は苦笑するしかなかった。その時、結は気づいてなかった……。 「あ。白咲さん、足元っ! 僕の帽子……」 足元…帽子…って!!! 「私の足に帽子が引っかかってる?!」 ちょうど、結の足が帽子を止めてくれたそうです。 「よかったー…コレがないと、後で奈々ちゃんに怒られちゃう。そうだ! お礼に舞踏会へご招待しましょう!」 「……え、でも……」 「いいんです。僕が魔法をかけます! いっきますよー!! それぇーっ!!」 まぶしい光が結を包み込んだ。 「……ふぇ? 何これ。ギャルファッション…?」 「Σ(゚Д゚;エッ!? 僕、間違えた?!」 「間違えたって…そんな……」 結は半泣きでした。和亜は、もう一回結に魔法をかけました。 「それぇーーっ!!! 白咲さん、シンデレラになりやがれーーーー!!!!」 ……何とか綺麗なドレスに、ガラスの靴に身に纏った結。今度こそ「シンデレラ」の服になったそうです。 「あ、ありがとうございます」 「かぼちゃにも魔法を! かぼちゃの馬車になりやがれーーーーーー!!!」 かぼちゃは…… パンプキンパイになっていました☆ 「わーい♪ いただきますね〜」 結は笑顔で、出来立てのパンプキンパイにかぶりつく。 「……とりあえず。もう一回! かぼちゃの馬車になりやがれーーーーーー!!!」 今度はパンプキンスープ。 「かぼちゃの馬車になりやがれーーーーーー!!!」 今度はパンプキンクッキー。 「……もう!! なんでならないの!? かぼちゃの馬車になりやがれーーーーーー!!!」 今度はパンプキンタルトになっていました。 「デザートおいしー!! 何これ?! 本当に魔法ですか?! おいひーよー!!」 パンプキンクッキーを、ほおばりながら結は言う。 「……もう……本気出すしかないの…か…な……? やりたくないけど…。 かぼちゃの馬車になって♪」 男の子なのに、女の子みたいに和亜は言う。 「やった☆ せいこー!!」 やっとのこと。かぼちゃは馬車にちゃんとなっていました。一方、パンプキンスイーツを食べるのに夢中だった結は 「はれ? もう、かぼちゃの馬車がきてたの?」 「はい♪ これでお城に行けますよ」 「サンキュー! パンプキンスイーツごちでした〜」 (^ω^)ニコニコと馬車に乗る結。 「あっ! 待って!!」 「?」 「必ず、12時にまでには戻ってくるんだよ。そうしないと魔法が解けて、元に戻ってしまうから」 「あーうん。わかっています、わかっていますとも〜」 「では、行ってらっしゃいませませ〜♪」 と魔法少女…じゃなく、魔法使いさんに見送られるシンデレラがいました……。 Next Story 後編 ⇒To Be Continued... |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |