| 意地っ張り子猫シッターさん★Ver2 |
| 作者： なぁび 2009年04月30日(木) 15時06分38秒公開 ID：dR1CU5e8OHo |
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三つ子。 あぁもうほんと、俺だけこうも目立ってない。 別に、だからって目立ちたいってわけでもないけど、なんか俺だけ惨めな気がしないでもないんだよな…。 姉兄が有名人だと、そういうの目当てで寄ってくる奴もいたりいなかったり。 クラスでなんか決めたりする時もさ、いいとこ取っちゃったりすると決まって 「ああいうのって、親の七光りっていうんじゃないの？」 とかいう奴もいる。 俺は、俺だけを見てくれる奴が欲しい。 …なんてさ、我ながら変な願いだよな。 そこは前にも言ったように俺って、ほら、負けず嫌いだから！ 勉強とかは姉兄に負けてねぇよ。すげー勝ってるってわけでもねぇけど、成績はいい方。 それって空しい。 だって勉強とかは努力次第でなんとでも出来るだろ？ でも、だったら、俺はどうすればいい？ どうすれば、俺のことをちゃんと見てくれる奴が現れるだろうか。 有名になるのは簡単だ。親に頼めばいい。（俺の親は…なのである。いつか明かしてやろう) ―そうじゃなくて。そうじゃなかったら。 いつか諦めていたあの夢をもう一度頑張ってみようか？ 俺にも１％だけでもそれ以下でもとにかく可能性があるのなら。 ゼロじゃないんなら。 その可能性に賭けてみようと思う。 夢がある人！まだ諦められない人！諦めてしまった人も！ 急がば…直進！！ 最後に。約束通り、名前を明かしてやるよ。 俺の名前は 夢？…作曲家、だな。ま、やるだけやってみっか。聞いた奴、笑うなよっ！  |
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