パレードの王子様
作者： リリィ   2022年12月03日(土) 02時29分19秒公開   ID：6yn.FPtAwgg
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〜リビング〜

白石「今日は二人共、すまん。」

不二「良いよ。毎年そうだしね。」

幸村「あぁ。気にしなくて良いよ。」

白石「二人共、本当に感謝してるで。じゃあ、おやすみ。」

幸村・不二「「おやすみ。」」

ガチャ…バタン。

幸村「不二…。」

不二「なんだい？」

幸村「毎年なのか？今日みたいな日は…。」

不二「そうだよ。幸村はあの合宿でカブリエルのことをあまり良く思ってないことを白石は気付いていたからね。白石はカブリエルが亡くなった日から毎年この日には幸村以外の友だち全員に電話かけているみたいだよ。僕も毎年電話かかってきた。」

幸村「…災難だな。」

不二「うん。いつもは30分で電話終わるけど、やっぱり一緒に暮らすとなるとね…一日中相手にするのは流石にまいったよ。」

幸村「俺、来年からはこの日だけは実家に帰ろうかな。」

不二「僕もそうしたいけど、来年は平日だな…。」

幸村「なら、来年から俺の家に泊まりに来るかい？」

不二「良いのかい？」

幸村「あぁ。駄目なら誘わないよ。」

不二「クス。それじゃあ遠慮なく泊まらせて貰おうかな。」

幸村「白石には内緒だよ？」

不二「分かっているよ。知られたら、白石も気を使いそうだし、寂しがるだろうからね。」

幸村・不二「「…フフフ。」」



⇒To Be Continued...
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