火星の短編集
作者: リリィ   2021年04月17日(土) 18時23分55秒公開   ID:iojFf5nPmPg
【PAGE 7/9】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]



〜レイ×美奈子〜

美奈子「ふーん…今世のレイちゃんは4月17日が誕生日なんだ。」

レイ「そうよ。それがどうかしたの?」

レイの家に遊びに来た美奈子はレイの家にあるカレンダーを捲りながらそう話していた。

レイ(4月はもう破り捨てた筈なのに、何で知っているのかしら?)

破っていくカレンダーなので何故美奈子が知っているのか分からないレイ。

美奈子「うさぎちゃんたちから聞いたのよ。」

レイ「…あぁ。」

レイが疑問に思っていることを既に知っているかのように答える美奈子。

美奈子「今年はレイちゃんの誕生日祝えなかったな〜。」

レイ「そうね。でも来年もあるじゃない。」

美奈子「来年もあるけど…今年も祝いたい!」

レイ「過ぎてしまったものは仕方がないわよ。」

過ぎた日なのに何故ここまで拘るのか…それは美奈子のみぞが知る。

美奈子「と言うことで!誕生日おめでとう!」パンッ

レイ「っ!!何で急に鳴らすのよ!」

美奈子「わーい!驚いた!!」

レイ「嫌がらせかしら?」

まぁ急にクラッカーを鳴らしてきたら驚く。

美奈子「嫌がらせじゃないわよ!今年は誕生日当日に祝えなかったから今日祝うだけよ♪」

レイ「…好きにすれば?」///

美奈子「うん♪それじゃあ、誕生日プレゼント!」スッ

レイ「…ありがとう。」

照れる火野レイと前世で失敗したドッキリを成功させて上機嫌な愛野美奈子。
二人だけの誕生日パーティーが開かれるのだった。



誕生日プレゼントはカサブランカの刺繍が入ったハンカチだった。

レイ(カサブランカ…思い出すわね……。)



⇒To Be Continued...

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集