ミスティックシンフォニー~セカンド!~第三十二幕~ |
作者: 零堵 2011年02月28日(月) 01時45分13秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
~未来の世界~ 未来の世界に戻ってきたレイは、晶から渡されたフェイクレーダーを持って 時空ポリス署にいる、人型汎用ロボット、ロブにフェイクレーダーの 改造をお願いしているのでした 「どう?ロブ」 「ちょっと時間かかりますが、少し待っていて下さい」 そう言って、ロブはフェイクレーダーに向けて、何か光線銃を発射する フェイクレーダーはその光線銃を受け、跡形もなく消滅 それを見て、レイは驚いていた 「ちょ、ちょっとロブ!何してんの!?」 「これですか?一旦デリートしてから、再構築するんです ちょっと見てて下さい?」 そう言って、ロブは別の光線をフェイクレーダーのあった場所に向けて発射する その光線を受けてから数十秒後、腕時計型のフェイクレーダーと同じような 物質が出来上がっていた 「完成です、フェイクレーダー改とでも名付けましょうか?」 「は、早いね・・・、ほんとに大丈夫なの?」 「以前のフェイクレーダーより、数段に性能がアップしているので、問題ないです、あ、それと、レイさん、これも持って行ってください」 そう言って、ロブは棒形の機械をレイに渡す 「これは?」 「これは、空間遮断装置です、一定のフィールドを圧縮、まあゲーム風に言うと 結界を張って、空間転移、時空移動を阻止する働きがあります 時間制限ありで、ミスティックシンフォニーと同じ、30分です」 「分かった、じゃあ、持っていくね?」 「はい、最後のフェイクなので、お願いします」 「じゃあ、行くよ、ミスティックトラベル!」 レイは、フェイクレーダー改と空間遮断装置を持って、過去の時代へと向かったのでした・・・ ~過去の時代~ ミスティと早苗が入れ替わって、二日目 早苗(ミスティ)は、今日も晶と一緒に学校へと投稿して 早苗のクラスに入り、早苗の席へと座る 早苗(ミスティ)が席に座ると、早苗(ミスティ)に話しかけて来る者がいました 「早苗さん・・・」 「あ、美理亜ちゃん、お、おはよう」 「おはようございます・・・、あの、これ・・・」 そう言って、美理亜は早苗(ミスティ)に一枚の紙を渡す 「これは?」 「昨日言った占いの結果です・・・、そろそろ授業始まるので、私は戻ります・・・」 そう言って、美理亜は自分の席へと戻って行く 早苗(ミスティ)は、その紙を見ようとしたが チャイムが鳴って先生が入ってきたので、あとで読む事にするのでした そして、授業が終わり放課後 早苗(ミスティ)は、品川晶を呼び止めて、一緒に帰る事にしました その帰り道に早苗(ミスティ)がこう言います 「晶さん、実は・・・」 「待った、早苗の声でさんづけされるとな・・・呼び捨てでいいぜ?」 「わい、分かりました、じゃあ、晶? 実は伊藤美理亜から碧川早苗が何所にいるか占って貰ったんだけど この紙一緒にみて?」 そう言って、早苗(ミスティ)は、晶にその紙を見せる 「え~と、「探し物は学校の南の方角にあります」・・・南と言うと あの山か?」 そう晶が指さすと、確かに南の方角に山が見えました 「これに書かれている事がそうだとすれば、そうだと思いますけど・・・ あとは、レイがフェイクレーダーを持ってくるのを待つしかないですし」 「そうだな・・・・いつ、完成するんだか聞けばよかったな」 そう話していると、二人の前の空間がゆがみだして、中から レイが現れたのでした 「設定完了・・・、あ、晶に姉さん?」 「はい、そうです、レイ、完成したの?」 「うん、だからやって来たんだ、はい、晶、これ」 そう言って、手に持っているフェイクレーダー改を晶に渡す 「晶?早速スイッチ入れてみて?」 「ああ、分かった」 晶は腕にフェイクレーダー改を装着してから、ボタンを押す ボタンを押すと、内臓されている針が動き出して、針が南の方角 しかも距離まで表示された 「これによると南の方角、2kmに早苗がいるみたいだよ?」 「じゃあ、伊藤さんの占いは当たったということね・・・」 「占い?占いって何の事?」 「いや、こっちの話よ、晶、早苗がいると思われる場所が分かりました」 「ああ、俺は行くぜ?早苗を早く元に戻さないとな」 「そう言うと思ってました、レイ、準備、出来てるわよね?」 「もちろん出来てるよ、秘密兵器も持ってるしね?じゃあ行こうか?」 「ああ」 「ええ、そうですね」 こうして、三人は最後のフェイク、碧川早苗がいると思われる 南の方角へと,向かう事にしたのでした・・・ |
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