ハードな学園生活!9!
作者: アルミ缶   2009年10月29日(木) 21時46分03秒公開   ID:ov6RKaAr3rc


~ある日の放課後~


「ねぇ歩!あたしやるわっっ!」



「やるって何を?」





「澪くんを買い物に誘うのよっ!」




















~次の日の学園内~


「いいけど・・・。」


「それってアユムも行くの?」



澪にだけ言おうと思ったが勇人もいたので一緒に言うしかなかった


「うんっ!だったら4人で行かない?たくさんいたほうが楽しいし!」


小雪 目が笑っていません・・・



「アユムが行くなら俺も行くしかないな。」



「何でだ。それにあたしはアユです。」














~当日~


「盛り上がっていこー!!」


小雪はもうハイテンションで飛び跳ねていた


小雪は気合の入った服装だった


それは白いキャミソールに紺のお洒落なスカート



「多人数デートだな。アユムはいつもどおりだし。」



「いつもどおりじゃないっ!それにアユだっ!」



勇人はダメージジーンズに髑髏の絵のかいた黒い半そで



「俺、あき姉と以外女の子と買い物するの初めてなんだよな・・・。」


澪は黒のランニングの上に灰色のパーカーを羽織り普通のジーンズ








それに引き換え歩は・・・・



白のシャツに普通のオーバーオール




「お前は色気というものがないのかぁ!!!」



「あ、勇人が突っ込んだ。」




「仕方ないでしょ!これしかお出かけ用の服はないんだから。」





「・・・~っ。」



勇人はとうとう頭を抱えた

























「あ。」


勇人は何か思いついたように呟いた



そして小雪に耳打ちする


「ちょっと耳貸して。」


「何?勇人くん。」






「(ぼそぼそ・・・)」


「え?別にいいけど・・・。」




「じゃあ決まりっ。」




勇人はいきなり歩の腕をつかんだ


「何するっ、勇人・・・!」

「お前の服買ってやるよっ!」




勇人と歩は(半分引きずられて)走っていってしまった




「おいっ!勇人!」


澪は予想外の行動に混乱している


「れ、澪くんっ!」


小雪は澪のすそをつかむ



「勇人くんは歩の服を買いに行ったの!2人で近くの喫茶店で待ってない?」



澪はもう2人の姿が見えない道を見た



「・・・・いいよ。どこの喫茶店にする?」

















~服屋~


「何だよっ!このスカートは!派手すぎだろっ!!」


「お前にはこのくらいが調度いいんだよっ!」


「それにこのシャツの組み合わせはないだろっ!人間の顔が描いてあるぞ!気持ち悪いわっ!」


「お前っ!全国のデザイナーに謝れっ!」



歩と勇人が全力の喧嘩をしていた






その時歩の目に止まったのはマネキン


女の子のマネキンに男の子っぽくそれでいて女の子の服があった



「これっ!これがいい!」



「はぁ?・・・まぁ、いいけど・・・。」




「おごってくれんの?」


「俺が連れてきたからな。」


「ありがと。」



歩はニッコリ笑って見せた



「!」

勇人の顔がみるみる赤くなっていく


「どうした?」


「お前の笑い・・・デス・スマイル・・・・。」



「えっ!???」






~4人合流~



「おかえりっ!歩!」


「ただいま、小雪。」



歩は生まれ変わった姿になっていた



クールなシャツにお洒落なチノパン




完ッ全にボーイッシュスタイルだった



「歩、かわいい!」


「確かに・・・・。」


澪も見惚れている


「ありがと!これでお出かけ用の服が決まったよ。」

(今日来てよかったっ!)

歩は楽しそうに笑っていた



その様子を勇人は微笑ましそうに見ていた





(かわいいな・・・・・。)









































「ごふっ・・・・・!!」

























道に落ちる鮮血

一瞬で静まり返る人々






「勇人っ!!?」








苦しそうにする少年



「がふっっ・・・!げほっ!げほっ・・・!」




「勇人!??どうしたっ!お前っ、血を・・!」









(血・・・?)




あのとき

歩の兄が吐き出した血・・・





似ている・・・














「勇人っ!!!!」








■作者からのメッセージ
えぇ!?なぜ!?えっ!??←お前作者だろ?

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集