舞波学園活動記8 |
作者: レイド 2009年10月14日(水) 00時53分50秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
夏休みが過ぎ、九月 二学期がやって来たのでした ~舞波学園活動記第八回~転校生、襲来~ 始業式が終わって、一年の教室内 「よう、雄一、この夏はどうだったか?」 「どうだったか?って何だよ?」 「ほら、例えば女とか女とか女とか?」 「お前は、それしか頭にないのかよ」 「何をいまさら!俺の頭の中には、マイスイートハニーを探し続けているんだぞ!」 「おいおい、あ、俺、もう行く、お前にはつきあってられん」 「あ、おい待て・・・最後まで俺の話を聞いてけよ~」 「何だよ?話って」 「実はな?ちょっと聞いたんだが、二年生に転校生がやってくるんだ 俺はそれが気になるのだよ かわいい子だったら即アタックするつもりだ」 「おい・・・まあ転校生ね・・・先輩か・・・」 雄一は、そんな事を呟いていたのでした そして、次の日 舞波学園の制服を着て、学園にやって来る者がいました 「今日から、ここがボクが通う学園・・・」 彼女の名は、澤部美香(さわべみか) 新しく舞波学園に通う事になった者でした 「え~と、ボクが入るクラスは、二年一組か・・・」 美香はそう言って、先に職員室に行ってから 先生と一緒に二年一組に行ったのでした 二年一組教室内 先生に言われて、美香は自己紹介をしました 「ボクは、澤部美香と言います 家庭の事情でこちらに転向する事になりました よろしくお願いします」 そういうと、何故か男子生徒からおお~と言う声が聞こえてきました 美香は、先生に言われて指定された席に座りました 美香が、席に座ると隣から話かけられました 「私は、斎藤由奈、よろしくね?」 「あ、はい、よろしくおねがいします」 「え~と何て呼べばいいのかな?澤部さん?」 「ボクの事は美香でいいよ」 「じゃあ、私の事は由奈と呼んでね?」 「うん、解った」 「で、美香?貴方、一体どんな部活に入るの?」 「部活?」 「この学園はね?必ず部活に入らなきゃいけないっていう決まりがあるの で、美香は何がやりたいの?」 「部活かあ・・・演劇が出来る部活がいいかな」 「演劇ね?じゃあ演劇部に入ってみたら?」 「うん、そうしてみる」 美香は、演劇部に入ると言いました そして、次の日 「美香?昨日演劇部に行って見たんでしょ?どうだった?」 「さいって~だった!あんな低レベルだったなんてね?部室に行って見て こう言ったの」 回想、演劇部部室 美香は、演劇部に入ると決めて、部室に入りました 「ん?君は?」 「え~と・・・この演劇部に入ろうかな?って思ったんですけど?」 「フ・・・そうか、我が演劇部に入ろうと言うんだね?」 「えっと・・・そうです」 「フ・・・私はここの部長さ、君ならいつでも大歓迎だよ さあ、一緒に目指そうじゃないか?大舞台と言う名のステージに!」 「・・・・」 「ん?どうしたのかね?マドモワゼル?」 「気持ち悪い、こ~んな変態が部長だなんて・・・」 「き、気持ち悪い・・・変態・・・この私が!?」 「そうです、こんなナルシストで頭ワルそーな感じ・・・ 決めた、やっぱやめます せいぜい頑張って下さい、変態ナルシストさん?じゃあね」 回想終了 「てな感じだったから、行くのやめたの」 「ふ~ん、まあ演劇部の部長と言えば、ナルシストで有名だから仕方がないよ」 「あ、ところで由奈は、何の部活に入ってるの?」 「私?私はね?自由部よ」 「自由部?何するとこ?」 「部長が何をするかを決めて、皆でそれを実行する部よ」 「へえ~なんか面白そう、ボクも入っていいかな?」 「大歓迎よ?じゃあ、今日の放課後活動するから、一緒に来て?」 「うん、解った」 こうして、美香は自由部に入る事に決めたのでした つづく |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |