絶対零度の女王
作者: 栞   2009年10月04日(日) 19時50分47秒公開   ID:ov6RKaAr3rc
(3)




まずあいつは男から女を引き剥がす




男「邪魔すんなって言ってんだろうが!」


男はあいつを殴った



痛そーですねー




でも私は壁から出ない




だって関係ないし?




殴られたあいつはゆっくりと顔を上げる





優「俺、殴られて我慢するほど温厚じゃないです・・・。」





澪「お。」





あいつは男を思いっきり殴った



男はそのすごい力で地面に倒れる



澪「一撃・・・・・。」




やっぱモテる男は違うね~・・・




女「あのっ、ありがとうございました!」



女はあいつに頭を下げて行ってしまった



私は壁から出る




澪「へぇ、さすが・・・。」




優は私を見てくる




優「お前ってやっぱ『絶対零度の女王』だな・・・。」




澪「どーも。」









これで私達の取り締まりは終わった






















霧斗「ごくろーさん。」




霧斗は私に突進してきた




澪「霧・・・・・!!」






先生と付ける暇なく私は抱きつかれた





澪「先生・・・犯罪です。」





霧斗「いーじゃん?・・・あ、優くんもおつかれさん。」





優をおまけ扱いですか・・・・・




優「・・・彼女を離さないんですか?」





優が少し上から目線で私を見た



霧斗「そーだね。そろそろ一時間目だしね~。」




霧斗先生は私を離す




澪「先生、セクハラの現行犯で逮捕します。」





霧斗「きびしーぃ!」




部屋から出る




私達は廊下で二人になった



優「あのさ、一つ聞いてもいいか?」





澪「何?」




優「お前って霧斗先生にヒイキされてねぇ?」



澪「ヒイキ?そんなもんされてないよ。あの人、女子にはそういう人なの!」





私はすぐに優から離れた




澪「おつかれ、じゃ!」





優「じゃ・・・・・・。」





うわー・・・相変わらず無口な奴・・・・







私は教室に戻る




彩華「あー、おかえり~。」



遥「優くんと二人はどうでしたか?」



いえ・・・特に何も・・・




澪「何もなかったよ。」



ガラッ!    優「あの・・・・・・・。」






「!!!!!!!!」





教室が静寂に包まれた






「え?何?他のクラスであるはずの優くんがなぜにこのクラスに・・・?」



・・・なんて視線でみんな優を見てる




優「澪・・・・・いるか?」




視線が一気に私に集まる



そう


私の名前である『澪』という名を呼び捨てでぇ!!!!!!!(ゆるさん)



澪「なんでしょーか?」




優「職員室に先生が来いってさ。」



澪「えぇ・・・何先生・・・?」




優「霧・・・・ 澪「はいぃわかったぁ!」




私は急いで教室を出る




優もなぜか付いて来た



澪「あんたはいいよ!授業あるでしょ?先生が用があるのは・・・。」



優「ホントは先生、あんたのこと呼んでない。」



・・・・・は?














優「用があるのは俺だ。」



澪「ちょいと待て!授業は・・・ 優「今はどうでもいい。」























優「お前にどうしても今聞きたくて・・・・。」













澪「はぁ?」




優「お前・・・・・!」















































「霧斗先生とどういう関係なんだ・・・・?」
















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