クロスシード 〜天使と竜の黄昏(トワイライト)〜(1)
作者: けん   2024年03月04日(月) 19時25分22秒公開   ID:HDm.0JjvyEs
【PAGE 1/22】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22]


□ストーリー
私立海星学園・初等部4年生の高町なるみ国立音ノ木坂学院の学園アイドルユニット・μ's(ミューズ)に憧れを持つ女の子。だが、彼女が召喚された場所の世界は『マナ』と呼ばれる画期的な情報伝達・物質生成技術の発展により、戦争や環境などの諸問題がなくなり、世界に安寧の日々が訪れた。しかし、それはマナの恩恵を得られる人間にとっての偽りの平穏であり、マナをあつかえない者達は『ノーマ』という蔑称で反社会的人物として虐げられ、『ノーマ管理法』と呼ばれる法律に基づき、社会から隔離されるという非人道的なあつかいを受けていた。そこに例外はなく、マナをあつかえる者達はそのことに対し何ら疑問も抱かない。大国『ミスルギ皇国』の第一皇女で、民衆から絶大な支持を受けていたアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた、ノーマ根絶を理想とする歪んだ思想に染まっていた人間の一人である。彼女が16歳を迎えて洗礼の儀が執り行われた際、兄・ジュリオによってノーマである事実を暴露される。まったく知らなかった事実を受け入れられず、困惑するアンジュリーゼに対し、国民達は掌を返す形で彼女を憎むべき敵としてあつかい始めた。その混乱の最中でアンジュリーゼを兵士の銃弾から庇った母・ソフィアは命を落とし、父・ジュライは皇帝の座を簒奪される。さらに彼女と鳳凰院で知り合ったラーニング皇国の元第一皇女・フィリアまでもノーマであると確認され悲劇を起こされた。辺境の軍事基地『アルゼナル』へと追放されたアンジュリーゼは、身分だけでなく名前すらも奪われ、ただの『アンジュ』という人型機動兵器『パラメイル』に乗る『メイルライダー』として、人類の敵『ドラゴン』と戦うことになりなるみまでもメイルライダーとなっている。彼女の正体はエルシア王国のエルファリア第四王女だったと判明。そんな中、アンジュは周囲との軋轢を繰り返し戦闘中に身勝手な行動をした結果、ドラゴンの攻撃によってココミランダ、総隊長であるゾーラまでも戦死に至らしめるがそれでも尚、自分の置かれている現実を認めることはなかった。戦没者達の埋葬が行われる中、総司令官であるジルから、ノーマ達の犠牲によってマナ使い達の社会が守られていた事実や、ミスルギ皇国が革命によって滅んだことを聞かされて絶望したアンジュは『死にたい』と言い出す。それに対し、ジルは『死ぬなら戦って死ね』と告げ、旧式の欠陥パラメイル『ヴィルキス』をアンジュに与え、なるみは『ディオーラ』、フィリアは『エルマーダ』までも与えている。新たにサリアを隊長、ヒルダを副隊長に出撃する第一中隊であったが、想定外の事態に対処できないサリアの指揮によって混乱をきたす。そんな中でアンジュは、ドラゴンへの恐怖心からそれまでとは逆に『死にたくない』という思いに駆られ、その叫びに反応しヴィルキスは変形。内に秘めた闘争心の赴くままに、アンジュはドラゴンを撃破する。そして光の戦士・エルドランの力によって彼女達のディオーラとエルマーダがメガラグナメイルへと変化し敵を撃破。ドラゴン撃破後、ようやく自分が元の場所に戻れないことを認めたアンジュは、それまでの人生と決別すべく自らの長い髪を切り、過去に別れを告げ、生きるためにドラゴンと戦い続けることを決意する。しかし、あくまで自分のためだけに戦い他人を拒絶することを選んだ結果、アンジュは戦闘中に彼女を嫌うヒルダの策略により海に墜落する。ヴィルキス共々孤島に流れ着いた彼女を助けたのは、青年・タスクだった。救助が来るまでやむを得ず彼と共に生活することになったアンジュの心はいつしか氷解していき、救助にやってきた仲間達とも対等に接するようになる。そんな中、自分を追ってきたかつての侍女・モモカ・荻野目を介して妹・シルヴィア第二皇女の危機を知ったアンジュは、なるみと共に母親との再会を望むヒルダと結託しアルゼナルを脱走する。それぞれ家族のもとに辿り着く2人だったが、そこに待っていたのは彼女達を化物と罵る家族の姿だった。タスクの救出により処刑を免れたなるみとアンジュはアルゼナルへ帰還するが、脱走罪により投獄され、時を同じくして憲兵に捕縛されていたヒルダと再会する。その後、上空に出現したアルティメット級のドラゴンがアルゼナル基地を攻撃した、しかしドラゴンの攻撃から彼女達を救ったのは、エルドランの力によって変化したかつてのラグナメイル・『リーヴァス』と共にヴォルテック王国から追放した元ヴォルテック王家の王女・ハヤテであった。後に彼女達の新たな仲間となった、しかも彼女もノーマ。そして『世界を壊す』と宣言しヒルダと和解したところへ突然アルゼナル上空にドラゴンの大群が襲来、さらに真紅の機動兵器『焔龍號』に搭乗している女性、サラによりアルゼナルは壊滅的打撃を受けた。刑罰が解け、迎撃に向かうアンジュはサラの『歌』を聴き、アンジュも『永遠語りの歌』を歌った瞬間、ヴィルキスが黄金色に輝く真の姿へと変化した。その時、アンジュとサラが幾多の時代において因縁があることを知り、サラに真相を聞き出そうとするも失敗に終わる。アルゼナル襲撃の報を聞いた各国指導者は急遽会議を開き、真の姿を現したヴィルキスの姿を観て動揺する。その中で世界の創造主であるエンブリヲは指導者達にあることを提案する。


⇒To Be Continued...

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集