昔。そして今が来た。〜スプリング5〜

「ねぇ、リサちゃん。道、わからないんやないの?」
「・・・あ!!そうやった!」
「リサちゃん、それくらい覚えてよーよ。」
「・・・だね。」
結局歩けなくなった、ふたり。どうしようもない。
「ちょっとー!」
遠くから、そんな声が聞こえた気がする。
リサは、声のほうをふりかえった。
「どうしたの?リサちゃん。」
「?ううん、なんでもない。」
「おーい!」
(?)
「また、『おーい』って聞こえなかった?」
「だね。わたしも聞こえた。」
リサと千春は、ふたりで後ろをふりかえった。
「やっと、追いついたぁ。女の子、ふたり、確か桜小学校の子じゃない?」
「あ、そうですけど・・・」
千春が答えた。
「なんで、こんなとこに子どもだけで?」
「えっと・・・あつしくんに本とどけようとして・・それで・・・」
質問は、標準語で話せないリサのほうではなく、礼儀正しい千春にまかせた。
「ねぇ、私の家この近くなんだけど、よかったら家にこない?帰り道、わからない
 んじゃないかしら。」
「(どーする?)」
「(おかーさんが、怪しい人にはついてっちゃだめよって)」
「(でも、あつしくんがいるのに、悪いことはしないんじゃない?)」
さすが、千春ちゃん。頭がさえている。
「じゃあ、よろしくおねがいします・・・ぅ」
少し緊張している二人を、あつしのお母さんは、やさしくしてくれた。
「じゃあ、家までつれてってあげるから、安心してね?」
そして、あつしのお母さんとリサ・千春・敦士は歩いていった。
                            続く。

☆作者からのコメント☆

いやあ・・・話が続かんですね。ごめんなさい。
でも、がんばるので、よろしくおねがいします★



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