スポーツ・Let's Go→ <Start>

その日、君島 嵐は言った。
「・・・スポーツをしよう」
唐突な言葉に神崎 京介は強張った表情を見せた。
「スポーツって・・・まさか・・・」
「そう、バスケ」
暦上は春、しかしまだまだ寒い季節の今日この頃。
神崎は「嫌ですよー」とぶっきらぼうに返事を返した。
「なにー!!この俺様の誘いを断るってぇ!?」
わざと笑顔で恐い脅しのオーラを見せつける。
「わ、わかりましたよ。やればいいんですよね、やれば」
「よーし、そうと決まったらメンバーを掻き集めてこなくっちゃな」
そういって君島 嵐は研修部部室を後にした。
「やっほー神崎。今、君島君に会ったニョロ?」
掃除を終えた蓮見 圭が部室の扉を開けてそういったのは、わずか数十秒後の事だった。
「なんか忙しそうに走ってったけど・・・」
圭は思い出すかのように上目使いで言った。
君島 嵐が唐突にそんなことをいったのにはわけがあった。
正月の地元3on3バスケ、神崎はお姉さん達のお使いで大会に出場しなかったのだ。
今さらって話なのだが、この時期生徒会では卒業生を送る会の進行の打ち合わせの為、大変忙しかったのである。
そしてやっと暇ができたって言う所だった。
「氷ー浦ぁー。今度の土曜、バスケやんねぇ?」
校内を駆けずり回ってやっと見つけた氷浦 海音に早速声をかける。
「君島。まだ根に持っていたのか」
「どぁーって。神崎ったらこの俺様の誘いを蹴散らしたんだぜ?近頃はぜーんぜんかまってもくんないし。」
そう言って君島嵐は膨れっ面をしてみせた。
「ちなみに天馬センセイも参加するんだってよ。」
君島嵐はニイっと笑う。
それを見た氷浦 海音は「考えておく」と言ったが、こういう場合OKだと言うことをよく知っている。
「じゃあ決まりな」
半ば強引な押し付けだが、とにかく役者、揃ったりと言う感じだった。
「なあ君島。4人じゃつまらなくないか?」
海音の言い分にもっともだと感じる。
さすがに2対2じゃきついし、ガードも簡単に抜けれてしまう。
「この際バスケじゃなく、卓球ってのは?」
ふと海音が助言をする。
「よーし、卓球に決定ー。んじゃあ俺、変更って知らせてくるなー」
そういって、君島嵐は名のごとく去って行った。

*春*さんからのコメント☆

久しぶりの新作です。
ひつじ・メンバーの卓球大会!!
ゆかいに楽しく書いて行きますっ!
今回も、神崎はやられキャラなので、笑いたっぷりに書き上げて行きたいです。
この後も続いて行くつもりです。
ではでは、次回の<Play>でお会いいたしましょう。



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