姿はアナタ−経緯編−
作者: 三郷   2009年12月29日(火) 20時09分37秒公開   ID:Ee3yYWMigJ6






数億個はあるだろう
星のようにキラキラしているものが少女の周りを渦巻いている

少女は目を瞑っている
長い銀髪をツインテールにしたその姿は神秘を表していた

少女は目をそっと開ける







『・・・・この先、何を失っても汝の願いを叶えるか?』


       「うるさい。」





『・・・・・・。』



「私は約束したのだ。さっさと願いを叶えろ。」







キラキラしたものはさらに少女の周りを速く回転した
少女はうっとおしそうに目を細める




「早くしてくれ。この空間は気持ちが悪い。」


『・・・・気が強い女だな。』




「・・・・クス。」

少女は笑い出した



『・・・・?』


「・・・・ふん。とにかく我が願いを早く叶えてくれ。」



『・・・汝、その魂を我に捧げるか?』



少女は目を閉じた


「我、リヴ・オーラリーはその命を捧げます。」


































―その代わり、我が願いを叶えよ・・・・―

























―例えどんなものを奪われても・・・・―







■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集