ジュエルプリンセスMiracle 第6話 明かされていく謎 〜前編〜
作者: 夏姫 みの   2010年02月03日(水) 22時18分56秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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「――これが話となる最初ですわ。わかりやすく言えば、プロローグみたいなものです」

桃奈ももなは言う。叶氣かなきは何もかも覚えて無いので呆然とする。

「私、そんなこと言ったの?」
「ええ。姫様プリンセスは覚えて無いでしょうね。そして、さっきまで話していたこの話が、姫様と詩羽しうさんが会ったってことがわかります
「ちょ、ちょっと待って!! 話が追いつけないんだけど」

叶氣は焦る。叶氣の脳内は、ぐるぐるしていて混乱寸前のようだ。

「ほんの一瞬の出来事ですから、忘れているでしょうね。……詩羽さんは、姫様との自己紹介の時、こう言ってました。



初めて会う気がしないけど、本物のジュエルプリンセスだぁ!!! よろしくねっ!!」



……と、本当に初めて会った気がしないと」


(なんかそんなこと、言っていた気がする)

叶氣は思った。

「そして初めて会った気がしないということは、過去でも詩羽さんは「存在していた」ってことになります。初めて会った気がしない、これはそういうことです」
「詩羽ちゃんと過去でも会っていた?」

叶氣は驚いて言う。

「ええ。ちなみに驚くのは、まだ早いですわ。話を戻しましょう。……その後…」






⇒To Be Continued...

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