スカイボーン〜天空の落とし子〜八〜
作者: ヘレン   2010年01月30日(土) 21時35分00秒公開   ID:ov6RKaAr3rc




「あ。町が見える!」



シャラは霧に包まれた見えにくい所を指差す




「お前、目いいな。」



俺は目を細めても見えるか見えないか・・・




「あそこに行ってみようよ!もう食料も尽きてるしね!」



「・・・おい。」



「なんだ?」



「そろそろ荷物持ち交換の時間じゃねえ?」



さっきから俺ばっかり持ってるぞ?




「男なのにだらしないな。あの町までだ。我慢しろ!」



「んな無責任な・・・。」





俺はあの町まで持ち続けるのか・・・?















しばらく歩くと町に着いた




その町は人がまったくいなかった


「ひっそりしてる〜。」




シャラは『ヤッホー』と叫んだ




俺達は道に沿って歩いた




始まりは貧相な住宅街だったが



しばらく歩くと大きなお城にたどり着いた




「でけー。」



背中を反らなければ全体が見えない



「よしっ!入るぞ!」



「は?」




「こんなに人がいないんだ!お城にもいないよ。」



「はあ・・・。」





そうして俺達はお城にズカズカと歩いていく



そしてあっという間に




「誰だ!お前達は!」



兵士に捕まってしまった



「やっぱ人いるんじゃん。」




俺はそう言って『力』を使った




頼むから俺達を許してくれ・・・・




そうすると兵士の表情がおだやかになり自分達をつかむ力が弱くなった




「よしっ!」









「何者か!」





強く透き通る声が城中に響く




凛と歩いてきたのは白いドレスの少女だった



「今一度聞く。何者か!」




「あ、いや・・・怪しいものでは・・・!」



「偉そうにすんな!!」




「おいい!!」




■作者からのメッセージ
へんな終わり方ですね・・・^^;


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