ミスティックシンフォニー第一巻
作者: 零堵   2010年04月07日(水) 03時38分18秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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美梨亜は魔法使い?の服装をしていて、こう言っていた

「皆様、いらっしゃいませ・・・私達のコスプレ喫茶へようこそ・・・」

「俺様達が、歓迎するぜ?さあご注文は何だ?」

「ご注文を承りました・・・毎度ありがとうございます・・・
よし、これでOkよね・・・?」

「そうだな?ミリー、でも何か物足りない気がするが
まあ、それはよしとしておこうぜ?」

「な?」

「な?って言われてもね?ちょっと疑問に思うことない?晶」

「思うことって?何だ?」

「確かに早苗ちゃんの言う通りよ、あの人形話してなかった?」

「腹話術で話したんだろ?でも腹話術の人形にしては、なんか違う感じなんだよな?」

早苗達が話していると、美梨亜がやって来た

「皆さん・・・一体、何を話してたの・・・?」

「い、いや何も?話してないよ?美梨亜ちゃん」

「あ、ああ」

早苗達が、そう話していると
先生が教室に入ってきた

「は〜っはっはっはっは!そろそろ学園祭の開会式だ
皆で盛り上げるぞ?は〜っはっはっはっは!」

「先生、静かにしてください!はっきり言って五月蝿いです」

「お?おお・・・じゃあ私は、職員室に戻るとしよう
ではさらばだ、は〜っはっはっはっは!」

先生はそう言って、教室から出て行った

「結局何しにきたんだ?」

「さあ・・・」

そして、時間が過ぎ、学園祭が始まったのであった
早苗達は、一生懸命に学園祭の行事をやって
何とか成功を収めたのでした

「は〜っはっは、何とか無事終わったな?」

ちなみに先生は、何一つ手伝って無かったのでした


〜第五幕〜早苗編〜

学園祭が無事終わって、数日後
早苗達は、試験という時期に突入していた・・・

「あう〜・・・どうしよう・・・」

教室でそう呟いている女子がいた
早苗である

「早苗ちゃん?どうしたの?」

その言葉を聞いて、律子が話しかけてきた

「数日後にテストでしょ?それをどうしようか迷ってるの・・・」

「あ〜、確かに数日後はテストよね?でも真面目に勉強していれば
問題ないと思うけど?」

「真面目に勉強してないから、困ってるの・・・」

「馬鹿だな?早苗、俺なんかバッチリだぜ?」

そう自身満々に言っているのは、正義の者に憧れている晶であった

「何よ?晶、私の事虐めに来たの?」

「別に?ちゃんと勉強してない早苗が悪いんだからな、自業自得だよ
それにしても学園祭、まあ、なんだかんだいって無事終わってよかったよ」

「私も結構いい写真とか撮れたし、満足よ」

「写真?どんなの?律子ちゃん?」

「ちょっと待って、今、見せるね?」

律子は、机の中から数十枚の写真を早苗達に見せた
写っていたのは、コスプレしている早苗の写真や
ジュースをこぼして慌てている晶の写真まであった

「おい、こんなの撮るなよ・・・
あの時シャッター音なんて聞こえなかったぞ?」

「それはね?音を消して、撮ったからよ?良く撮れてるでしょ?」

「あのなあ・・・」

「まあいいじゃん、減るもんじゃないし?」

「減ってはいないけど、燃やすかやぶれよ!その写真!」

「まあまあ、この写真は
私のピクチャーブックにバッチリ収めるから安心して?」

「何で安心するんだ?」

早苗達が、話しているとチャイムが鳴った
律子と晶は、自分の席に戻り、授業を受けるのであった
放課後

「じゃあ、私は先に帰るね?早苗ちゃん」

「あ、うん、さようなら〜律子ちゃん
晶は?晶は帰んないの?てか、何やってんの?晶」

早苗は、晶のやっている事に気づく
晶は、必死に何かを書いていた

「何って、復習してんだよ?悪いかよ?」

「へ〜、晶ってヒーローとかに憧れているから
頭の中パッパラパーと思っていたけど
そうじゃなかったんだ?」

「早苗?今、物凄く失礼な事言ったよな?」

「いや?別に言ってないよ?じゃあ私は帰るね?じゃあね?晶」

そう言って、早苗は教室から出て行った
数十分後、晶も帰り支度を整えて、帰ったのであった
教室に残っている者がいた、それは・・・

「なあ、ミリー、この学校もやっぱりテストがあるんだな?」

残っていたのは、美梨亜であった

「当たり前よ・・・どの学校もそうだわ・・・」

「どうする?まあ、ミリーの頭なら大丈夫そうだけど
万が一って事もあるからな?魔術に頼るか?」

「いいわ・・・今回は自分の力でやってみる・・・
この学校のテストがどのくらいか知りたいし・・・」

「解った、俺は何も言わない、頑張れミリー」

「ありがと・・・」

「なあミリー?またなんか起こりそうな予感がするんだよな・・・」

「起こりそうな予感って・・・?」

「さあ・・・それが解らない、でも・・・それを見てみたいって言う気もするな」

「そう・・・なら私も・・・」

美梨亜はそう言った後、教室から出て行ったのであった
一方早苗はと言うと

「あ、教室に忘れ物しちゃった、取りに戻らないと」

早苗は、忘れ物に気がついて学園に戻る事にしたのであった
時刻は、夜の7:00、辺りはもう暗くなっていた
教室

「あ、あった、こんなに暗くなるなら忘れ物しなきゃよかった・・・
あれ?何あれ?」

早苗は、何かを見つけた
それは、銅像の形をした浮遊物体であった

「ま・・・まさか・・・お化け!?」

早苗は恐怖を感じて、教室から逃げ出そうとする
その時、腕に装着しているフェイクレーダーが鳴り出した

「え?フェイクレーダーが鳴ったということは・・・・フェイク!?」

「そうです、あれはフェイクです」

「あ、ミスティさん」

「いつの間に・・・それに何で晶までいるの?」

「途中でミスティと会ったんだよ、待ってって引き止められて
そしたら、ミスティが「学園にフェイクが現れます」って言ったから
着いて来たんだ」

「私が調査した所、フェイクがこの学園にやって来るという情報が入ったんです
さあ早苗さん、晶さん、フェイクを弱らせて下さい!」

「フェイクと解れば怖くないわ、お化けじゃないしね?行くわよ!
ミスティックシンフォニー!」

「俺も加勢するぜ!ミスティックシンフォニー!」

早苗と晶の手のグローブから光だし、体を包み込む
早苗は格闘家に、晶は騎士になっていた

「この装備なら勝てる気がする!テレビで見て覚えようとした私の拳法、喰らいなさい!」

「おい、そんなもんで大丈夫なのか・・・ま、俺も戦うぜ!
騎士とは己の力を信じて進むのみ、おりゃああ!」

早苗と晶は、フェイクに向かって攻撃しました

「喰らいなさい!自己流!連打拳!あたたたたたたたたああ!」

「喰らえ!正義の剣技!五月雨斬!(さみだれざん)」

早苗と晶のむちゃくちゃな攻撃により
フェイクはかなりボロボロになったのでした
周りから見ると、集団リンチ?に見えるような光景でした

「今ですね!最後の仕上げです!ミスティックフォース!」

ミスティが、そう言ってフェイクを捕まえたのであった
フェイクが捕まったと同時に銅像の姿も消滅したのでした

「おっし、勝利!正義は必ずか〜〜つ!」

「ふう、これ・・・癖になるかも・・・w」

「まだまだフェイクが現れるかも知れないです
私は、情報を集めに行って来ます
では早苗さん、晶さん、また会いましょう」

そう言って、ミスティは行ってしまった
その光景を影から見ている者がいた、それは・・・


「しかし、あの原理はどうなってるんだろな?ミリー?」

「私にも解らないわ・・・でも・・・」

「でも?」

「ちょっと、ああゆうの欲しいかもね・・・・ただそれだけよ・・・」

そう言い残して、去って行ったのでした
こうして早苗達の学園では、テストが行われようとしていた・・・
テスト日前日
早苗達のいる教室では、早苗が唸っていた

「あう〜!テストだ・・・」

「早苗ちゃん?あれからちゃんと勉強した?」

「う・・・してない・・・」

「今から勉強したって、絶対高得点にはならないな?」

「で、でも高得点出さないと、親に叱られちゃう!」

「じゃあ、真面目に勉強したらどうなんだ?」

「う・・・確かに言われて見ればそうだけど・・・」

「どうしたの?早苗ちゃん?」

「何所がテストに出るか、わかんないよ〜・・・」

「おいおい・・・明日は、テストだぞ・・・」

「そうなのよ・・・」

早苗は、物凄く困っているみたいである
律子と晶は、その光景を見てこう考えていた

(早苗ちゃん・・・・大丈夫かなあ・・・?)

(おいおい、ま、自業自得だからしょうがないか)

「う・・・本当にどうしよう・・・」

早苗が悩んでいると、チャイムが鳴って
先生がやって来た

「ハ〜ッハッハッハ!諸君、明日は
日頃の学力が試されるテストだ、皆、頑張るように
もしも、赤点を取ったら補習だからな?ハ〜ッハッハッハ!」

そう言って授業が始まった
早苗は、授業中こう考えてた

(こうなれば・・・あれをやるしか無いわね・・・?)

その光景を見ていた、晶と律子は、小さい声でこう話していた

「何か、早苗の奴、怪しい顔浮かべてるんだが・・・何、考えてんだ?」

「確かに・・・でも、早苗ちゃんの事だから、良い事を思いついたんじゃない?」

「俺はそんな風に見えないんだが・・・」

授業が終わり、放課後、早苗はこう言っていた

「何としても、高得点取らなくては・・・!」

早苗はそう言うと、さっさと帰って行ったのであった
早苗の家
早苗の家は、二階建ての家に住んでいて
二階の小部屋が、早苗の部屋であった
早苗の部屋には、勉強机やテレビ、色々な雑誌や資料
勉強するには、最適の条件が揃っていた

「まず、明日のテストをどうすかよね・・・
高得点を取るには・・・やっぱりイカサマ行為かなあ・・・」

そう言って、頭でカンニング方法を考える
しかし、何も浮ばなかった

「駄目だわ、それじゃ・・・カンニングの方法が解らないし・・・
結局、教科書の片っ端から勉強するしか無いかあ・・・」

そう言って、早苗は猛勉強したのであった
そして、次の日学園では

「なあ?早苗はどうしたんだ?まだ来てないんだが?」

「そう言えば、早苗ちゃん私に電話してきたよ?夜に
なんか何所がテストに出るか教えてほしいって言ってたわよ?」

「てことは、早苗の奴、猛勉強して寝坊って事だな・・・」

そう言ってると、息を切らした早苗がやって来て自分の席に着く

「よう、早苗、勉強のせいで朝寝坊したのか?」

「な!何で解ったのよ?晶!?」

「いや、考えれば解るって、だって目にクマ出来てるし?
で?どうだ?高得点取れそうか?」

「う・・・それは解んないよ、やってみないと・・・」

そして、テストが始まった
皆、考えてテストを受けている中、早苗はこうやっていた

「う〜・・・解んないよ・・・そうだ」

早苗は、筆箱から鉛筆を取り出すと、数字をつけてコロコロと転がした

「よし、1ね?合ってるといいけど・・・」

そんな事をやってたのであった
そして、テストが終わって数日後、結果はどうなったのかと言うと・・・

「やった、合ってた、ラッキー♪」

「合ってたって?もしかして高得点だったのか?」

「いや、高得点じゃ無かったけど、平均点を超えたからよかったよ・・・
晶はどうだったの?」

「俺か?俺は、まあまあだな」

「律子ちゃんは?」

「私?私は満点よ?」

「え?」

「は?」

早苗と晶は、律子のテストを見た
確かに、100点と書かれてあった

「律子ちゃん・・・勉強とかしたの?」

「うんうん?全然してないわよ?」

「・・・何者だよ・・おい・・・」

晶は、そう呟いていたのであった・・・


〜エピローグ〜

テストが終わって数日後、学園にて
早苗に話しかけて来る者がいた

「ねえ〜?知ってる早苗ちゃん?」

「どうしたの?律子ちゃん?」

「新しくこの町に遊園地が出来るんだって?それでね?
オープニングセレモニーって事で、初日は無料何だって?」

「へ〜そうなんだ?」

「遊園地か・・・無料なら行くかな?早苗はどうする?」


「もちろん、私も行くよ、遊園地好きだし♪」

「じゃあ、決まりね?今度の日曜日一緒に行きましょう?」

「了解、日曜日が楽しみ」

「まだまだ子供だな・・・早苗は・・・」

「何よ?晶?晶こそ何、そんな笑顔で言ってるの〜?
本当は凄く行きたいんじゃないの〜?」

「な、何言ってんだよ!別に俺はそんなんじゃ無くて・・・」

そう言っているが、誰がどう見たって
楽しみにしているような顔をしていた

「やっぱり行きたいんじゃないの?」

「あー!解った、行きたいんだよ!これでいいだろ!?」

「何でヤケクソになってるの?」

律子がそう呟いて、授業が始まったのであった
そして今度の日曜日

「ここが、ドリームパークね〜」

早苗達は、町外れの場所に建てられた遊園地
ドリームパークに辿り着いたのであった

「今は、オープニングセレモニー中だから
無料よ?さあ入りましょう?」

「無料は嬉しいんだが・・・人、多くないか?」

確かにそうなのであった、入場門には大勢の人がいて
入るに一時間程かかりそうなぐらいいっぱいいるからである

「皆、考える事は同じって事ね・・・
せっかく来たんだし、並ぼうよ?」

「そうだな」

早苗達は、最後尾に並んだのであった
そして一時間後、やっと中に入れたのでした
中は、広々としてドリームパークのマスコットキャラクター
ドリーム君が、ようこそと出迎えてくれた

「さ〜て、最初何に乗ろうか?晶と律子ちゃんは
何か乗りたい?」

「俺はまず、ヒーロー戦隊!ガンバルダーが見たいな?」

「晶・・・何それ?」

「知らないのか!?
あんなに激しい動きをして悪と戦う戦隊特撮物だぞ?
あれが見たいから、俺は来たんだよ」

「晶君・・・それを見るためにここに?」

早苗と律子は、せっかく来たんだからアトラクションに乗りなよ・・・
と思っているのであった

「こっから俺は、別行動とるからな?じゃあな」

そう言って晶は、入り口で貰った案内誌を見ながら
早苗達と別れたのであった

「そんなに見たいのね?そのヒーロー戦隊ガンバルダーって奴を・・・」

「私達は普通のアトラクションに乗ろうか?律子ちゃん」

「そうね?そうしましょう」

早苗達はそう言って、ジェットコースターに乗りに行った
ジェットコースター

「ねえ?このジェットコースターって
十回転ループに急降下ダイブだって?
凄くない?」

いや凄すぎだと思う

「そうね?でも本当に乗るの?早苗ちゃん?」

「もっちろん、あ、律子ちゃんは乗らないの?もしかして怖いとか?」

「いいえ怖くは無いわよ・・・」

そう言っているが、見事に足が震えていた

「足震えてるじゃん・・・無理しなくていいよ?律子ちゃん」

「大丈夫よ・・・さあ、乗りましょう?早苗ちゃん・・・」

「ええ・・・」

早苗達は、ジェットコースターに乗った
数分後

「・・・・・・・」

「ちょっと!律子ちゃん!しっかりして!何か白目向いてるよ!?」

早苗は、必死に律子を起こそうとする
数分後、何とか意識を取り戻した

「あ・・・あれ?私は・・・」

「大丈夫?律子ちゃん?だから言ったのに、無理しなくていいって」

「ありがと、やっぱり乗るんじゃ無かったわね・・・」

「そうですよ?無理な事なら、しない方が懸命です」

「え?って!ミスティさん!?どうしてここに!」

早苗は思いっきり驚いた
話しかけてきたのは、ミスティであった

「何を驚いているのですか?早苗さん」

「ミスティさん・・・何でここにいるの?
まさか、フェイクがここに出現するとか?」

「いいえ?私だって、こういう場所好きですし
遊びに着たんですよ、フェイクの情報が無い時は
こうして遊びに行ったりしていますよ」

「そうなんだ?でもいいの?時空ポリスなんでしょ?」

「バレなきゃいいんです
早苗さんも私がここに来た事誰にも言っては駄目ですよ?
それでは・・・」

そう言ってミスティは、行ってしまった

「警官でも普通の人間なのね?」

「そうだね・・・」

早苗達はそう呟いているのでした
一方その頃、晶は

「うお!すっげえ!やれ!そこだ!いけえええ!」

晶は、ヒーロー戦隊!ガンバルダー!を見ているのであった・・・


〜二巻へ続く〜
■作者からのメッセージ
零堵です。ミスティックシンフォニーというのを投稿します。
実は今日誕生日だったりしますね。まあケーキ食べないですが
いや〜長い、文章を入力するだけで一時間半かかりましたね
二巻も長めで投稿したいと思いますので、よかったら最後まで見てみてくださいね、では〜

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